ジャズと私(1)中学校で知ったジャズ
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最近、これまでになくジャズへの興味が尽きません。
今年になってから読みはじめたマンガ『ブルージャイアント』の影響も強いですね。
今読んでいるのは『ブルージャイアント シュープリーム』というシリーズで、舞台がヨーロッパに移っています。
とにかく熱い物語なんです。
読んでいると、やはりジャズが聴きたくなります。
この記事では私がこれまでにどんなジャズを聴いてきたか振り返ってみます。
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私が「ジャズ」という言葉を知ったのは、中学時代の音楽の授業です。
中学の音楽担当の先生は、『鉄腕アトム』の「お茶の水博士」のような頭をした先生でした。
話がおもしろい先生だったんですよね。
当時は、おじいちゃん先生と思っていましたが、私が中学を卒業するのと同時に定年退職をされたので、まだ60歳だったことになります。
私は中学時代、音楽の成績はいい方で「5」こそとったことがありませんでしたが、ほぼ「4」をいただきました。
先生は私の「歌」をほめてくださいました。楽器の演奏は苦手で、縦笛の演奏があまりにもできず、「歌と同じような感覚でやればいいのに」と言われました。
叱られたことはなく、とにかく、穏やかな優しい先生だったのです。
その先生がある時、音楽の授業の中で「ジャズ」の話をしました。
先生いわく、ジャズというのは、アドリブで演奏する音楽だということで、ピアノによる実演もしてくれたんですよね。
当時の私は音楽にうとく、おそらく「ジャズ」という言葉すら、はじめて知ったはずでした。この時の先生の演奏がものすごくカッコよかったんです。
その時に私の中で「ジャズ」=「カッコいい」というイメージができあがりました。
だからといって、私がすぐさまジャズに興味を持って、何かを聴いたというわけでもありません。なんせ、当時は音楽にそれほど興味がある方でもなかったので、CD を買って聴くまでにはいたらなかったのです。
(続く)