イライラの源は「じぶんの願い」 という形でじぶんの中にある
新型コロナ感染が広まり、緊急事態宣言は解除されたものの第二波・第三波が確実とされる今、不安や心配、恐れをどうやって拭おうかと、多くの人は不安や心配恐れに立ち向かう姿勢でいるように思います。
そんな中、「ごきげんに生きる」ことを掲げた活動の一つとして先日、
「不安や心配と共に【ある】事」をテーマにした対話会を開催しました。不安や心配へ立ち向かい戦うのではなく、「共に【ある】事」を選べたら、不安や心配に襲われることがないと考えているためです。
そこに参加して下さったAiさんが感想と気付きを直接寄せて下さいました。
Aiさんは英会話教室の先生でもあるのですが、子育ては一人じゃなくみんなでするものと「Mama's Happiness Project」を立ち上げられたりして、Aiさんのフットワークの軽さから勇気をもらっている1人でもあります。
そのAiさんが今回の対話会で浮かんだのは「娘さんの学校嫌い」だったようで、そのことで娘さんを理解できなかったり、その娘さんとの違いでイライラすることがある様子でした。
その気持ちを掘り下げられるようちょっとしたアプローチをお伝えしたところ、Aiさんはじわじわとご自身で気付き始めました。
表に出る感情:娘が学校に行かないことに対するイライラ
感情の裏にある感情:学校に行かなかった後の将来への不安
この場合、娘が学校に行ってくれたら、Aiさんは安心しイライラもしない訳です。逆に言えば、娘さんの行動によってAiさんの不安か安心かが変わるという事。じぶんの不安か安心かは「娘次第」となります。
だから多くの場合どうにか子どもを学校に行かせるように親はアプローチをします。
何のためにでしょうか??
誰のためにでしょうか??
それは、自分の感情の裏にある「じぶんの願い」に触れることでAiさんはするするとじぶんの心を読んでいきました。
Aiさんの願いとは…
自分の願い:学校に行くことで、将来が安定していそうなので安心したい
という事。「じぶんの願い」にじぶんで触れられた瞬間です。
このイライラの原因が 「娘」でも 「娘の学校嫌い」でもないということですね。
そう、イライラの源はじぶんの中にあるという事です。
「じぶんの願い」という形で。
この願いに届けば不安や心配と共にいることが怖い事ではないと思いませんか?願いに届けば、じぶんの不安か心配かは「じぶん次第」。その可能性が生まれるんじゃないかと思ってます。
今回のAiさんの「じぶんの願い」で言えば裏を返せば「子どもへの期待」とも言えます。心配だから不安だから、子どもには苦労かけたくないから。母として親として抱く当然の気持ち。子どもが大切だからこそ、たくさんの愛があるからこそ、抱くものです。
でも、いつもここで立ち止まりたいのが、この期待は誰のものか?という事。
恐らく子育てにおいて、じぶんの価値観を「手放す」ことが必要なのだろうと思います。そしてじぶんの価値観はじぶんの人生の中で大事に大切にすること。
っとまぁ、対話会でここまでするすると心を読めるAiさんが本当に素晴らしいわけです。ほんと私の役割は心を読むきっかけを投げかける役割なのだろうなと思いました。
Aiさんの今回の感想・気付きを記事にして頂いた記事を載せておきます。Aiさんの日ごろの活動も垣間見ることが出来ます。
そう、私が掲げる「ごきげんに生きる」というのは、じぶんの心に自覚的であることを含んでいます。けして、「ごきげんに生きる」とはごきげんな出来事を並べ、いつもニコニコしていることではありません。
悲しみも喜びも味わいきることが、「ごきげんに生きる」という事。
それでは、今日もごきげんな一日を。