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365日、食べることを考える

こんにちは
今、台風が近づいて雨が降っている
雨は時間を追うことにひどくなっている
そんな中マネスキンを聴いてノリノリな
なぽぺんです

昨日も書いたけど
子育ては私にとっては、?の連続
良いお母さんになろうと、すればするほど
狙いを外していった日々

結婚当初も「良い奥さん」目指して
家事など頑張っていた
料理も私にとっては?だらけだったけど
毎日食べるものだから、おいしいほうがいいよね
ってことで料理教室にも行った
料理本もたくさん買った
定番和食を作れるように、頑張った
梅干しも漬けた 味噌もつくった

そして・・疲れた

どうしてもレシピを覚えられない

同じ料理を作るのに、毎回レシピを見ながらでないと
作れない

そして「毎日何を食べるか」を考えることがしんどい

数時間おきに「何を食べるか」「何を作るか」考えるのが
365日・・

だんだん苦痛になっていった

私の実家は「超自然派」だったため
添加物をとらないように、できるだけ自然な素材で、
が鉄則のようになっていた

子供の頃から買い食いは禁止だった
友達が駄菓子屋でたむろしているのを横目に
自宅で手作りのおやつをいただいていた

母は料理上手で主婦の鏡のような人だった
私の友達が急に泊まりたいといっても
嫌な顔ひとつせず、素晴らしい家庭料理でもてなしてくれた

私の友達は口を揃えて「お母さんの料理、本当においしかった」
と言う

私も懐かしく思い出す

料理って、身体にしみこむように、細胞にしみこむように
自分の一部になっていて
匂いとか、味とか、五感に刻まれている

母が亡くなってずいぶん経つが、いまだに思い出せる


これだよ

私も子供らに、そんな料理を身体に刻みたい・・


しかし、一向に手早くもならなきゃ、上達もしない・・

辛い・・全然母のようにはなれない自分

結婚20年目。
夫に意を決して
「私・・料理好きじゃないみたい」と伝えると
「うん。知ってる。無理しなくていいよ」
とあっさり言われた

知ってたんかい

しかも私が気づく前に。

結局私は
料理上手な素敵なお母さんにもなれなかった

ごめん、子供たち。


そんな中、子供たちは私が作るもので一番好きなのは
「おにぎり」
らしい。

疲れてたりすると
「おにぎり作って」と言う

ただの塩むすび

なんだかわからないけど、おいしい、おいしいと言う

私が死んだら、この子たちはこの塩むすびを
懐かしく思いだすのかなあ

うん

それも悪くないなと思った





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