見出し画像

ダブルケアは70%の力で100点💮です

育児だけでも大変なのに、そこに介護が重なると、
今までの生活の安定がガラガラと音をたてて崩れ落ちてしまいます。

「ダブルケア」を自分一人で抱え込んでいるのは危険です。

こんなピンチな状態をスルリと切り抜けられるために、
介護保険サービスをうまく利用するためのコツを教えていただきました。

ケアマネージャーさんに上手に相談しよう


✔️自分の困りごとを整理して伝えるコツがあります→便利なシートをご紹介していただきます。
✔️精神的なケアも相談対象です。電話でのグチ聞きも介護のうちです。ストレスを感じているなら、早めに相談することをオススメします。
✔️頑張って相談しても支援につながらないとき、ケアマネージャーさんとの相性に疑問を感じたときにとる次の行動を教えていただきました。

自分の困っていることを正確に伝えることはとても大切です

☺️適切な支援を受けることができるようになります
☺️介護の負担が減って楽になります

『介護相談に行くときに、情報をまとめるシート』

画像1

✔️このシートを活用すれば、自分の状況を正確に伝えて適切なサポートを得られることができます。
✔️地域包括支援センターに相談にいくときに活用してみてください。

シートの項目を一部紹介

◆子育ての状況
 ・子育てを手伝ってくれる人はいますか?
 ・子どもに発達や障害、病気などの心配な点はありますか?
◆介護の現場
 ・どのように世話・見守り・介護に関わっていますか?
    →ぐちを聞くなど精神的なケアをしている
◆大変なことはなんですか?
 ・精神的にしんどい
 ・子どもの世話を十分にできない
 ・仕事と家庭の両立

シートを見ながら🎙インタビューを聞いていただくと、さらに詳しい使い方がわかります。

ダブルケアの安心対策
🎙インタビュー 
「NPO法人こだまの集い」 副代表理事 森安みかさん

~地域包括支援センターの相談で活用できる
『介護相談に行くときに、情報をまとめるシート』のご紹介~

画像3

プロフィール 森安みかさん
主任介護支援専門員、社会福祉士、保育士、介護福祉士、理学療法士
 認可保育園の保育士として勤務後、身体障がい者の入所施設に介護職・相談員として勤務。その後、杉並区で居宅介護者支援事業所・訪問介護事業所・訪問看護事業所を立ち上げる。以後、企業主導型保育園の運営に携わる。

シートの活用法

こんなときに
✔️お世話になっているケアマネージャーさんに相談しても、なかなか理解してもらえず適切な介護サービスに結びつかないとき
✔️相談のつもりが「クレーマー」にならないか不安になったときに

こんなときの相談に
✔️これから介護保険サービスを利用したたい
✔️すでに利用しているが再度検討したいことが出てきた(このシートはすでに介護サービスを利用している人が使って相談しても大丈夫です)

今のケアマネージャーさんにミスマッチを感じたとき
👩森安さん
▶︎相談を別のケアマネさんに相談する
▶︎ケアマネージャーさんを変える
▶︎地域包括支援センターに相談して最適な方法を探る
ケアマネージャーの役割はソーシャルワーカーとしての役割もあると考えています。自分で解決できなくても、解決できる機関を紹介してつなぐことはできます。

森安さんオススメの一冊

画像3

👩森安さん
義母と義父を介護することになった嫁の本音が漫画で描かれている。だけど、苦しそうじゃない。リアルだから嘘っぽくもない。無理してる感じもない。

身につまされることもあるけど、くすっと笑えることもあったり、おそらく家族介護してる人からすると「あるある」がたくさん詰まってる。

100点を目指さない家族介護を勧める私にとってはこのくらいの温度感がいいなって思う本です。ちいさい毒は吐いちゃいましょう。引きずらなきゃありです。

『毒舌嫁の在宅介護は今日も事件です』著 : 山田あしゅら 出版社 : 主婦と生活社

できるだけ早く支援を受けたいとき

情報を整理して伝えることはとても大切
最近始まった義父の介護ではつい最近義父の介護申請の時に利用して、電話相談から十日以内には介護保険サービスが降りる前から前倒し(暫定利用)で利用できるようになりました。

昨年夏に始まった実母の介護を振り返ってみますと、困っていてもどう動いていいのか分からず試行錯誤、認定がおりる1ヶ月間は支援ゼロでひと月の間、一人で奮闘していました。

この違いを生んだのがシートの存在
家族や子育て、介護の現状を整理して地域包括支援センターにお伝えすることで、早期に支援がスタートとなり、しかも適切な支援と結びつくことができました。

👩森安さんの解説 【前倒しのサービスの利用について】
介護保険のサービスを受けるには、まず介護度(要支援1~要介護5)を認定するための申請が必要になります。申請をしてから介護度の結果がでるまでに約一か月くらいかかるのが通常です。

ですが、介護度の結果が出る前でも申請をしてしまえば、前倒しのサービスの利用ができる場合があります。介護度の認定がされたら、申請をした日まで遡ってサービスの利用ができるという仕組みです。

前倒しのサービスの利用は、介護度が出なければ全額自己負担になってしまいます。結果が不透明な状態で前倒しでサービスを利用する時には「たくさん盛り込みすぎない」ようにすることが大切です。

そのためにしっかりサービスの優先順位をつけたいですね。シートを活用して情報を整理してみてくださいね。

まとめ

わたしはこのシートでどれだけ救われたか・・・。

あなたの介護が今もしなんらかの不具合を感じているならば一度このシートで整理してみることをオススメします。

今を見つめ直して、新たな支援につながる糸口探してみてはいかがでしょうか。

あなたの介護が少しでも
心が軽く向き合えるようになりますように… 。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?