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故郷東京

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これらは私が東京を生きた証。随想録とする。 苦悩の中で、得たモノたちを両手に抱えてまた歩く。
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高円寺のパル商店街

高円寺のパル商店街

初めてここを訪れはのはいつだったかな。
そしていつの日かわたしの故郷となった。

高円寺駅をスタートに新高円寺まで綱なるパル商店街は
古着屋と居酒屋とライブハウスに生活必需品が揃う

なんでもロード

平日休日問わず、若い子からお年寄りまでで
その道は埋め尽くす。

朝から朝まで賑わう高円寺駅前
高架下の汚い居酒屋に、路上ライブ
某テレビ局の取材とか。(「家、ついっててもーーーーーー?」的なね。)

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老舗Bar 「ルパン」

老舗Bar 「ルパン」

ずっと行ってみたかった。太宰も訪れた事のあるバー「ルパン」
夜の銀座は明るい、地図を見ながら歩く。
”そこの曲がり角…”を左にっと
赤く光る看板を照らすのは「rupan」のネオン。重厚なドアを前に唾をのむ。いや、また今度にしようかな。と後を去りそうになるほど、敷居が高い。いやでもでも!入ってみたかったんだ。一杯だけして帰ろう。と、その重い扉を引く。地下につながる階段の上に太宰の新聞が。本当に来てい

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高円寺の古着屋

何もない状態で出てきて、最初に始めたのは高円寺の古着屋のバイト。あの頃は尖っていたので、色んな事を否定したかったように思う。思考回路がこれ!ってだけだったし、過剰に自信もあった。他から見ればどおってことなくても若気の至りというヤツだ。服装指導とか、自我の強い人間を否定する行為は精神的によくない。だって、悔しいって思うもん。同い年だけど、先輩だと敬語使わなきゃいけないとか当時は意味がわからなくて、そ

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東京藝大卒展

東京藝大卒展

毎年1月の末にある東京藝術大学の卒業・修了作品展が開催される。
私は毎回出向いた。(恒例行事である)
上野駅を降りて上野恩賜公園を横切り東京藝術大学へ。見事なキャンパス、始めて行内に入ったときは殺伐とした空気に思わず唖然した。
血が流れてるのに冷たい。いつだって戦っているんだ。

コロナ渦により去年(2021年)から予約制となり、どこの美術館もそうだがなんだかなあという感じ。私はふらっと行きたい。

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名曲・珈琲 新宿 らんぶる

名曲・珈琲 新宿 らんぶる

私は純喫茶巡りが趣味の一つで地方に行ってもわざわざ探して向かうほど。 
その中でも新宿にある老舗喫茶らんぶるは友達と待ち合わせとかモーニングにランチも、、、東京の喫茶店では一番行った。地下に渡る階段を下りてそこに広がる空間はとても広く重厚感があって昭和を連想させる。
赤色の椅子がよりレトロを引き立たせる。ほっと一息つける。雨の日、どんよりした話をする日、久しぶりの再会、驚きの話、走馬灯のように流れ

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三鷹禅林寺へ

太宰のお墓があると知ってからいつか行きたいと思っていた。三鷹駅を少し歩いた禅林寺。

命日や誕生日は全国から多くの読者がお参りにくるそうなのでそれは避けたいと思った。なんとなく今だと思い向かった日は大雨で秋なのに冬のような寒さの日。
門からお墓まで遠く感じた。

調べると森鴎外のお墓の目の前にあると書いてあったのでどれほど大きいお墓なのだろうかと思った。
探しても探しても見つからないし、雨は強くな

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東京の空

私はキャリーケース2つを持って北海道から上京した。東京にはよく遊びにきていたので友達の家に少しずつかせてもらっていたのだが、、、

新しい自分、になれると思うとわくわくした。早く新しい自分になりたくて、昔の自分は捨てたかった。(先に言うが、学生時代に嫌な事があった訳ではない)誰も私の過去も私の事も知らないのだから、東京に来る事が正解で東京に来る事で私は私になれると思っていた。だから、一刻も早く早く

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故郷東京

かなり久しぶりの投稿になってしまいました。と、いうのも随分と創作意欲がめっきりなくなってしまい中々投稿出来ず、にいました。

ここ最近心境の変化が(うーんそう思いたいだけかもしれないが)

あったのでまた少し書いてみようと思った訳です。
ちょっと大声だしてもいい?

私、本出したい!書きたいんだ!

はじめに

東京に上京してきてもう3年がたとうとしている。私は23歳になった。やりたかったこと、な

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