一人しゃぶしゃぶをしたら「食べる」ということの大切さを思い出した
こんにちは。
先日一人でしゃぶしゃぶに食べに行った33歳一児の母です。
この前一人でしゃぶしゃぶを全力で堪能して来たわけですが、
その経験の後、日常に変化を感じたので、それについて書いてみようと思います。
一人しゃぶしゃぶが「食事で心を満たす」ということが何かを再認識させてくれた
一人でしゃぶしゃぶを食べに行って、
私が取り戻したのは
「心を食で満たす」という感覚だ。
自分が求める食材は何か?
自分の体に問いかけながら、
じっくりと時間をかけて調理し、咀嚼し、飲み込む。
そんな自分の心の声や体の声に、丁寧に耳をかたむけながら食事をする時間。
それは私にとってはハンパなく贅沢な時間だった。
そしてそれを家に帰ってからもまた味わいたいと思ったのである。
そんなわけで自然と食事の時間にやっていた悪い習慣が、少しだけ変わった気がする。
育児で変わってしまった食習慣
娘が生まれてから、ここ数年の食事をふり返ってみると気づくことがあった。
育児をしていると、子供や娘の要求にとても敏感になる反面、自分の要求にずいぶんと鈍感になっていく。
体からの言葉、食べたいもの、疲れの度合い。
全部、ほぼほぼ無視するようになっていました。
べつにいいと思うんですよ。こういう食べ方が悪いとは思わないです。
でも、「こんな食事ばかりしている」というのがとても悲しかったんですよね。きっと。
私の胃袋ってゴミ箱なのかな?
私が食べたいものっていつ食べれるようになる?
私の望みは叶えちゃいけないの?
誰にも頼まれてないのに空回りし続けて、
自分をずいぶんとひどく扱うことが慢性化してたんですね。
友達とランチに行ったり、自分一人で食事に行ったりしたらよかったんだけど、ずいぶんと自分をないがしろにしてきちゃったから、なんかそれもはばかられる感じがして。
結局、朝ごはん、昼ごはん、夕ごはんを毎日のように残り物を片付けるために食べたなって。
みたいなメニューが多かった。
そんな食生活だったので、たまに外食に行って夫が好きなものを好きなように食べているのを見て、イライラしたりもしていました。
あったかいかけうどん、それも娘が「もういらない」と言った後の冷めたやつしか食べられない私。
旨辛うどん、かき揚げ丼も追加で頼んで何も支障のない夫。
顔に出さないように頑張るけど、ちょっとつらい。
「私だって食べたい物はあるけど、子供が残したら申し訳ないから。子供が食べれるものを選んでるんだよ。たまには私も食べたいものを好きに食べたいよ。」
そんなことが言えるようになったのは、ずいぶん後になってからでした。
そして夫は「ごめん、全然気づかなかった。」
それを聞いてまたちょっと悲しくなったりもしてたんです。
でもさぁ。
今思えば、「毎日頑張ってるんだから、外食した時くらい好きなもの食べなよ!」って言ってあげたい。
残したっていいじゃない、外で食べる時くらい、
心を満たしにいこうよって。
「食べる」ということは胃だけでなく、心も満たすこと。
今思えば、食事というのは私にとってけっこう大事な時間でした。
家族との数少ない会話の時間だったし
母と調理することで家族の歴史をうけついでいるような感じもしたし
友達とのつながりを確認する時間でもあったし
誕生日、入学、就職、婚約…大事なイベントの時に食べる特別な食事に「おめでとう」の気持ちを胸いっぱい感じたり
一人暮らしをして「今日何食べよっかな」って気分にあったものを作って食べる時の幸せとか
食べるということはいつだって
自分の体や心と対話したり、
大好きな人と、心を通わせる時間だったんだよなと。
なのに気づけば。
ただ、空腹を満たすだけの時間。
ただ、食べなければ捨てるしかない食材をゴミ箱から救い出すだけの時間。
そんな食事を無表情でもそもそ咀嚼しているママを見て、
娘はどう思うんだろう?
食育とは?
そんなことをいろいろ考えるきっかけになりました。
食べることは嬉しいことだし、楽しいこと。
ただ、生き延びるために食べるのではなく、
「もったいない」という誰も言ってこない脅迫観念に押されて食べるのでもなく、
もっと自分への愛をのせて。
心も一緒に満たせる食べ方を。
第二子を産んだ後も、見失わないようにして行きたいな、と思いました。
これからやっていきたい。「心を満たす食べ方」
さて、「そう思った」で終わりにしたくない。
最後に、心を満たす食事をするために、
これからどんなことに気をつけて食事をするか。
思いつく限り箇条書きで書いて、終わりにしようと思います。
・自分が何を食べたいかお腹に聞いてみる(正直に聞く)
・誰にも気兼ねなく食事がとれる機会を定期的につくる
・食べながらスマホ触らない
・よく噛む。食材の匂いや食感を楽しむ
・1日1回くらい、きちんと座って食事を取りたいと伝える
・食器、BGM、食材、たれ、ビジュアル、香り、歯ごたえなど「楽しめる要素」を意識して咀嚼してみる
・子供の体だけでなく、自分の中にいる小さい子の体もいたわるつもりで食事を選ぶ
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