定例会活動報告「働くとは何か?コミュニケーション術」

「チャンスは準備している者にやってくる」

1月19日(水)にオンラインサロン、「働くとは何か?コミュニケーション術」というテーマで定例会を開催しました。


最初に仕事とは何だと考えますか?
考え方として4種類の「しごと」があります。
①仕事→こちらは漢字の通りに人に仕える仕事です。多くの方がこの「しごと」を1番に思い浮かべると思います。
②志事→志という字のごとく、信念や志を持って行う仕事です。
③私事→自分のやりたい事だけを、自分のためにしている仕事です。
④死事→自分の感情や人格を殺して、イヤイヤやる仕事。仕事が憂鬱で行きたくないと思ってしまう方も少なくないと思います。
この4種類の「しごと」の中で、我々が1番目指すべきなのは、②の志事です。
そして、自分の持っている信念や目標が合う会社に就職することが大切です。


次に労働について欧米と日本では考え方にどのような違いがあるのかについて見ていきましょう。
欧米では、労働は“罰”だと考えられています。なので、労働時間は短く合理的に仕事をします。また、理屈7割・感情3割で物事を考えるので、仕事ができない人はすぐに切られる厳しい世界です。
ですが日本では、労働は“善行”だと考えられています。なので、仕事が生きがいであり、やりがいであるという考え方が浸透しています。また、欧米とは逆で理屈3割・感情7割で物事を考えます。例えば、部活動やサークルのコーチの立場から考えると、実力はあるが練習になかなか参加しない生徒か、実力はないが練習には毎回参加する生徒なら、前者を選ぶ日本人が多いと思います。


そして、日本は今、欧米化しているのです。
日本は企業別組合や終身雇用、年功序列といった今までの会社の特徴とは逆に、実力主義へ移行しています。会社は守ってくれないが、力さえあれば誰でもチャレンジできる良い反面、厳しい時代に突入しています。


この時代の中、今求められる事は、自分を磨く事・自分を高める事・自分の価値を見出す事です。
そしてこの3つはこのオンラインサロンの存在価値でもあります。


また、最近のトレンドである、ワークライフバランスや働き方改革、自由な働き方といった言葉。
その言葉の裏側について考えた事はありますか?


実はこれらは頑張った人にしか与えられない特権なのです。
では、どう頑張るのか、、、
普通の人は1人では頑張れません。仲間がいて頑張れるのです。なので、誰と働くかが重要になってきます。


先ほど述べた力さえあれば誰でもチャレンジできる。このチャレンジできるチャンスは誰にでも平等に与えられていますが、すべての人がそのチャンスを掴めるわけではありません。
チャンスは、チャンスに対して備えて準備している人が掴めるのです。


冒頭で述べたように、私たちは“志事”を目指さなければなりません。
ですが、すべての人が自分の信念や、5年後・10年後のなりたい姿を明確にできるわけではありません。
実際に就職活動の時に、自分の信念や軸となる事について無理やり考え出している人もいると思います。
自分の信念や目標は、無理やり作らなくてもいいのです。
自分が尊敬する人を真似ればいいのです。その人から借りればいいのです。共感したらそれでいいのです。
想いに共感し、それをやり続けていく事で、やがて自分のモノとなるのです。


最後にサロンオーナー石橋から若者へ伝えたい5つのメッセージです。
Ⅰ 人の為に働くな―誰かのためではなく、自分の為に働くのだ。
Ⅱ 長所こそ最大の武器―短所を治すのではなく、その動力を、長所を活かす事に使うのだ。
Ⅲ リアルコミュニケーションを大切に―画面上のコミュニケーションだけではなく、実際に先輩や優秀な人に意図的に近づき、その人の真似をするのだ。
Ⅳ 信頼をベースに置く―信頼は、約束を守る・報告する・アウトプットするなどシンプルな事の積み重ねで得られる。
Ⅴ 新人の心構え―新人社員はゼロからのスタートではない。今までの経験や、養ってきた事を存分に発揮するステージに立ったのだ。


今回のテーマは、どこでも聞く事のできない貴重な話を聞ける機会でした。
自分の「働く」についての考え方について改めて考え直す機会にもなったと思います。
また、ディスカッションの中で、長所と短所は紙一重であるという話が出ました。確かに、自分を振り返ってみると、頑固な性格は、いい面でも悪い面でも表れてしまう事に気づきました。長所こそ最大の武器なので、自分の性格のいい面をもっと伸ばしていきたいとも考えました。


次回の定例会は2月16日(水)19:30からです。
テーマは「チームマネジメントの基本」です。
ご参加お待ちしております!


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