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介護予防教室で使える実技- 道具を使って-具体的実技動画つき

高齢者体操教室で使える実技とそれに関わる知識について、記事と具体的な15分から20分程度の動画を月2本程度アップしています。

・・ということで、年末・年始のお休みにゆっくり体験していただきたくて、以前有料(単独300円・月マガジンだと2記事から3記事で500円)でだしていた記事を無料で出しています♪
ぜひ、体験してみて、良いなとか現場で使えるな・・と思ったら、他の記事も読んでみてくださいね。

以下、9月に出した記事です。

今回は、道具をつかった実技あれこれをご紹介しています。
いつものシニア体操教室や介護予防教室などでは、しっかり筋トレやストレッチなど実技はしっかりシンプルに、話術で楽しく行なっています。

ですが、たまに・・であれば道具を使うと良さもあるのです。それを今回15分程度の動画つきでご紹介いたします。医療福祉施設のイベントなどで活躍する実技もありますよ♪

ということで、9月末になってしまいました。どうにか2本アップすることができました。スポーツの秋ということで、ちょっと今忙しくてすみません。

道具を使った実技、こんな事が良いよ

何より、楽しさがプラスされます。もう、道具を使っているだけでいつもと違うので、みんな夢中になります。

・・ということで、マンネリ解消、🔰マークリーダーであれば道具を使った実技をしていれば、時間もすぐにすぎるしみんな楽しそうだし良いよね・・ということになると思います。

しかも、ゲーム性のある事で道具をプラスすると盛り上がる事、間違いなし!

道具を使う注意点

何より声を大にして言いたいのは

シニア世代の方の運動指導はシンプルなのが一番や! と言う事です。

道具を使うと、それに気がそれてしまうので、アライメントは崩れるわ、しっかり大きな動きはできないわ・・という問題点があります。
普段は、ただ愚直にシンプルなトレーニングをする方が効果も高い!
楽しさなぞは、話術や最新の情報をお伝えする事でプラスできるというもの。
ただ、それはベテラン指導者でないと難しかったりします。

道具を使う実技の効果もあります。
予想不可能な動きをするということで、ちょっとした脳トレにもなるし、安全面で最大限の注意を払ってすれば転倒予防のトレーニングにもなります。

でも、出し方がマズイと、本当に転倒してしまいます。

元気シニアの体操教室などであれば、ボールを投げるような楽しい実技もたまにしますが、経験上やはり60代と70代では差があるし、70代後半となればとてもお元気な方でも必ずふらつきが出てくるし、80代以上の方がいらっしゃったら本当に気をつけないといけない。

80代の方がいらっしゃる教室や、始めて参加する方がいらっしゃる場合(リーダーである自分が始めての方の基礎情報を持っていない)は、私は基本的にボールは投げない。転倒の恐れがあることは絶対にしないです。

60代の方がほとんどという場合であれば、最大限安全面の考慮をしてボールを投げたり競ったりするような実技もたまぁにちょっぴり入れたりします。
もし転倒するような事があったとしても、転び方もうまいし、まだ筋肉や骨が比較的しっかりしているから大事に至らない場合が多い。

動画

ということで、動画を見てください。投げるという実技もありますが、ボールではなくころがらない新聞紙にしています。それでも動画内の投げる実技は、後期高齢者がほとんどのクラスでは出しません。

が、60代の方の場合は楽しいので一応ご紹介しています。


実験データ

私は多くの高齢者の体力測定をしてきたのですが、運動を何十年も続けてきた方というのは一般の方と比べて衰えるスピードがとっても遅い。見た目も若々しい。

で、30cmの台から片足で立ち上がるような脚力がある方も80代でも時々いらっしゃるのですが、そんなスーパーに足が強い方でも1分方足立ちができる人はほとんどいないのです。

これが75歳だと、30cmの台から片足で立ち上がる人のほとんどが1分どころか2分くらい開眼方足立はできたりするのです。体力的にエリート中のエリートの高齢者も75歳の声をきくとガタガタとバランス能力がおとろえ、ちょっとした事でふらつくのです。

そして、ふらついて転倒すると、若く見えても骨はそれなりだったりする方もいらっしゃるので骨折したり、筋肉も弱っているので脱臼したりするのです。

なので、私は75歳以上の方中心のクラスではボールは投げません。あまり競争性が高いようなゲーム実技もしません。

今回は時間がなかったのでご紹介していませんが、ボールは投げるというより、筋トレで威力を発揮します! とってもいろんなトレーニング方法があるので、また別の機会にご紹介したいと思います。




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