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「学ぶ」とは、単に「知る」ことではない
❝本当の学問ってなんだ?❞
安岡正篤(やすおか まさひろ)1898~1983
・大阪府大阪市出身の陽明学者・哲学者・思想家。
数多くの価値のある言葉を残されていますが、
私が最近出会った言葉がコレ。
『活学 第二編』からです。
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「学問は人間を変える。
人間を変えるような学問でなければ
学問ではない。」
その人間とは他人のことではなくて
自分のことである。
他人を変えようと思ったならば、
先づ自分を変えることである。
大体学問というものは、物知りになるために
勉強するのではいけないということです。
そういうことは本を読めばできるし、
又、どこの大学でもそれぞれ
やっておることでありまして、
やはり根本的には、
已むに已まれぬわれわれの、
深い人間としての内面的要求を
満足させるためである。
人間の一番尊い已むに已まれぬ良心・良知を、
真理・道を学ばんがためである。
それを楽しまんがためである。
こういう学問をすることによって、
端的に言うならば、
本当の自分を作るということのためである。
こういうことが第一であります。
本当の自分を磨き出す
所謂己れに反って、己を尽す、
本当の自分を磨き出す、ということのために
学んでおるのである。
そのことを改めて、というよりは
常に反省してゆく必要がある。
珍しい、有益だ、と思う知的興味で
学ぶのでもない、語るのでもない。
又門戸を立てるために、
一宗一派を把握するために、学ぶのでもない。
徹底して言うならば、本当の人間を作るために、
というよりも本当の自分を作るために学ぶのだ、
ということを常にわれわれは
温習しなければならない。
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今日の記事は安岡先生の言葉がほとんどですが、
せっかく生きていて学べる環境があるのなら
学び方をちょっと振り返ってみるいいきっかっけ🤔
老いの学びこそこの考えを大事にしないといけないな、
な~んて思った秋の始まりでありました。
❝本当の学問ってなんだ?❞
今日は木曜日。学んでみる一日でありますように💖