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白ワインのお話 ガルナッチャ ブランカ (Grifoll Declara Gran Predicat Blanc)

IKEYAでは、スペインやフランスのワインを主に取り扱っています。
ワインの味わいや香りを決めるのは、ブドウの品種だけでなく、ブドウが栽培された土地や気候も重要です。また、ブドウの出来の良し悪しは毎年違います。何年に収穫されたブドウであるかを表すビンテージによるところも大きいです。このようなことから同じ品種のブドウであっても違う仕上がりになります。

今回は白ワインの品種である「ガルナッチャ ブランカ」について紹介します。特に、IKEYAで取り扱っている「Grifoll Declara Gran Predicat Blanc (グリフォイ デクララ グラン プレディカット ブラン)の特徴をIKEYAの料理との相性を添えて、ご紹介していきます。

原産地

スペインのバルセロナ、タラゴン地方が原産と言われています。中世に、アラゴン人がルーション平野、プロヴァンス沿岸地方、そしてサルディーニャ島に勢力を広げるとともに、この品種もフランスの地中海沿岸に持ち込まれたようです。

産地

ガルナッチャ ブランカは、スペインのカタルーニャ州や南フランスを中心に栽培されている白ワイン品種で、ガルナッチャという赤ワイン品種が変化したブドウです。スペイン語である「ガルナッチャ ブランカ」は、フランス語で「グルナッシュ ブラン」とも呼ばれています。

Catalunya Priorat / Grifoll Declara Gran Predicat Blanc  (カタルーニャ プリオラート/グリフォイ デクララ グラン プレディカット ブラン)

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産地:スペイン カタルーニャ州 プリオラート地方
土壌:リコレリャ(粘板岩)と粘土質
熟成:フレンチオークで15ヶ月間

相性の良いIKEYAの料理:
お魚のマリネ、もち豚のリエット

プリオラート地方はリコレリャと呼ばれる粘板岩土壌で、急斜面の畑でブドウが栽培されています。このリコレリャという土壌は太陽の光を反射するため、ブドウを熟成させやすいです。また、急斜面であるということもブドウにまんべんなく太陽光があたるので、ブドウの熟成につながります。さらに、寒暖差が激しいため、色付きのよいブドウに育ち、香りや味わいが複雑なワインに仕上がります。

3日間のスキンコンタクトの後、フレンチオークの大樽で15ヶ月間熟成しています。スキンコンタクトとはブドウの果汁に果皮を浸し、果皮の成分を抽出する製法です。樽熟成由来のナッツやバターの香りに加え、コクと厚みのあるボディに仕上げることができます。

また、アプリコットや熟したリンゴ、桃、花の香などのトロピカルな香りとバトナージュによるクリーミーさも魅力的です。バトナージュとは、熟成中のワインをかき混ぜることで、酵母とワインが接触し、アミノ酸などのうまみ成分がワインに移ります。

やわらかくきれいな酸は、長期熟成がうまくいった証であり、長く深い余韻を生み出します。

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