「出会っちまうだけでいい。」
ちょうど2年前の4月13日、ある人(以下ブサイク)に出会って俺の人生は大きく変わった。
だから、4月13日になるとあの日のあの出会いを思い出す。
ブサイクに出会うまでの俺は消防職員を退職したばかりで、
もっと楽しいことしよう!と考えていて楽しそうなことを求めていたのに、
いつの間にか他人の価値観で動いていて変な方向に行っていた。
いま振り返ったら、他人の価値観で動いてると判断できるのに、その当時は全く自覚がなかったんだ。
そんな俺に、ブサイクがベチョベチョのきたねーウンコを投げつけてくれて価値観が変わった。
いや、価値観が変わったというより、崩壊した。笑
そこから、「テキトーにふらつく」これを俺のモットーとして
何でもとりあえずやっちまおうっていうヤリチン戦法で
フェスのサークルで暴れ狂う、海外・国内旅行、100人の前でスピーチ、金髪になる、銀髪になる、逃走中ハンター、ダイビング、ホームレス、10万人動員のフェスを運営、全く興味のないブランドの靴に12万使う、食レポ、吐くまでのむ、吐くまで食う、等々。
多種多様な挑戦をしてきた。
新しい人に会って、新しい場所に行って、新しい経験をすることで、
多様性を知り、自分の世界が広がる感覚はまじで快感だ。
未知で楽しそうな経験に対してやらない理由があっても、
無理矢理にでもやらない理由を潰して経験するようにしているのは、
それが快感だからだし、その経験が何もない自分を創っていくからだ。
消防職員という、
安定した給料&ボーナスがしっかりもらえる&休みがめっちゃある&遊べる&合コンでモテる職業を、
思ったよりつまんないからっていう最大で最強な理由で誰にも相談せず勝手にやめて本当に良かったと心の底から思っている。笑
(ただ、消防職は良い仕事だと思っている。)
なんで消防時代はつまらないと感じたのか考えたけど、
その一番の答えはゴールが見えたからだ。
毎日のルーティンが同じなこと、
とりあえず勤続すればそれなりの役職にいけちゃうこと、
上司を近くで見てた分、その役職の人がどんな仕事をするのかがわかってきたこと、
俺もこんな感じのゴールが待っているのか。つまんなそうで嫌だな。
と思ったら、いつの間にか退職していた。
俺はブサイクと出会うまでは、
何となく何も考えないで生きちゃってた。
でも、その自覚はなかったんだ。
恐らく昔の俺みたいに、
何となく何も考えないで生きている人、他人の価値観で生きている人、は多いんじゃないかな。
そして、それは自覚が難しいことだ。
だって、豊かすぎて何も考えなくても生きれちゃう生まれただけで超ラッキーな日本にいるからね。
しっかり考えること、何も考えないこと、どっちでもいいけど、
楽しく面白く自分の人生を歩むにはどちらが良いかはハッキリしている。
どっちでもいいけど、何も考えない人がしっかり考えるようになるには簡単だ。
俺みたいに、価値観を崩壊させるレベルの人に出会えば良いんだ。
その人からベチョベチョのきたねーウンコを投げつけられて、身につけているもの脱ぎ捨てて真っ裸になればいい。
真っ裸になれば、今までの固定概念はなくなり、見える世界が大きく変わる。
人生を変えたかったら、出会っちまえばいいんだ。
出会っちまえば全てが変わるんだ。
4月13日になって改めてそう思った。
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