「観るべきもの。」
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醜さ汚さを恐れずに。
「人間らしさ」や「魅力的」とは何なのかを知りたかったら読んでみて!
では、本題。
映画・「何も変わらない ハンクとして芸術家の魂」を観た。
ニューヨーク市立博物館をはじめとした多くの美術館に作品を展示したり、ニューヨークタイムズに活動内容を取り上げられたりと、
世界的には有名ではないけどNY界隈で活躍した芸術家がハンク・ヴァルゴナ。
そんな彼を追ったドキュメンタリー映画。
俺は有名な人を取り上げるドキュメンタリー映画は好きなんだけど、ハンクのようにそこまで知られていない人を取り上げるドキュメンタリーも好きだ。
むしろこっちの方が貴重で価値があるんじゃないかとも思っている。
実際、この映画も面白かったし。
(ただ、内容は良かったんだけど訳と字幕が酷すぎてイライラした。まじ残念。)
この映画を観て、「観察」や「発見」するときにどこを観るべきか?を知れて良かった。
じゃあ一体どこを観るべきか?
それは、
と彼が言っていたように視界の端っこだ。
じゃあなんで視界の端っこがそれほど大事なのかというと、
と語っていた。
つまり、大事なものほど当たり前になりすぎて視界の端っこにいきがちになる。
でもそれこそ本当に大切で観るべきものなんだということ。
ここの視点を持っていたから彼は長年作品を創り続けることができたんだよね。
しかも彼の作品は、本当に身近なものばかりを取り上げている。
たとえば、ビンとか食器とか。
そして「観察力」や「発見力」を鍛えるため、電車に乗り目の前に座っている人をデッサンし、特徴を的確に捉える訓練をしていた。
この彼の発言は芸術だけの話ではなく、「キチンと観る」ために必要なことなんだよね。
たとえば「人」。
多くの人は、今活躍して勢いがあったり、今注目を集めている人を見てしまいがちになる。
そしてその人の発言や行動をナゼかありがたく受け入れて納得してしまう。
たしかに良いことを言っているし、活躍して結果を出しているから説得力もあるし、それは一つの正しさかもしれない。
だけど、観るべき人・聞くべき人はその人じゃないと思うんだよね。
観るべき人って言うのはハンクが言っていたように「視界の端っこ」にいる人だ。
もっと具体的に言うと、
たとえ大活躍はしていなくても、どんな時代にも対応して確実に結果を出し続けている人だ。
「視界の端っこ」って表現は失礼かもしれないけど、絶対にこっちの人の方を観るべき。
だって人生100年時代と言われているんだから、長期的に勝つ要素を知らなきゃいけないでしょ。
その要素を持っている人こそ、「視界の端っこ」にいる人なんだ。
だから俺はおっさん(もしくはおばさん)から学ぶことをススメているんだ。
ほんとなんか最近はSNSをのぞくと、今勢いのある人を見すぎだなと感じるんだよね。
悪いことじゃないんだけどさ。