【ChatGPT】イタリア語で質問!日本文化の誤解いを指摘〜芸者・神風・腹切〜
ずっと気になっていたChatGPTに質問してみました。
しかもイタリア語で。
日本に関して間違って広まっている文化を聞いてみると、
なんと経緯や歴史まで知ることができました。
さっそく見ていきましょう。
GEISHA:芸者
イタリアで暮らしていて、「Geisha」という言葉を
何度となく耳にしてきました。
しかし、そのほとんどが間違った認識をしていて、
見聞きした時に気分のいいものではありませんでした。
使われ方
イタリアでゲイシャは、「売春婦」や「娼婦」と言う意味合いで使われます。
夫と結婚した当初は、私のことをまさに「ゲイシャ」と
冗談を言った人もいました。
言い返す言語力がなかったので唇を噛みましたが、
今となっては、堂々と演説するほどの度胸も身につけました。
いざ質問
では、ChatGPT に「イタリア人間違って「芸者」を認識しているよね?」とイタリア語で質問してみました。
思った以上の長文が出てきました。
要約すると、
などと、しっかりと応えてくれました。
ハリウッド映画の影響が大きいようですね。
つまり、世界中で間違って認識されているようです。
では、同じ質問を日本語でしてみました。
すると、
同じ応えが返ってきました!
イタリア語で聞いたものを、
Googleの翻訳機能で日本語にしてみても、
ほぼ一致!
さらに、英語で質問しても、イタリア語での回答と同じ文章になりました。
結果
どの言語で質問しても同じ答えになることがわかりました。
Kamikaze:神風
この言葉も間違って使われています。
2つの点を指摘するであろうことを目的に質問をしてみました。
いざ質問
「イタリアでは「神風」を間違って使っていますよね?」
ChatGPT の応えをまとめると、
このように書かれていました。
1番目の「広く知られています」は間違っていると感じます。
本当のことを知っている人は少ないでしょう。
3番目の「不適切です」と言い切ったところに安堵。
そして、期待していたある間違った使い方への指摘はありませんでした。
ですので、もう一度質問。
「イタリア人は「神風」をジェットコースターのことにも使いますよね?」
これについても、「はい」と認めました。
名前や概念に使用する人がいること、軍事用語であるために使い方として
適切ではないと書いてきました。
結果
質問に対する応えは完全ではないことが分かりました。
期待していた返事がなかったために、
回答しているのはほんの一部分かもしれません。
Karakiri:腹切=切腹
イタリアでは切腹のことを「カラキリ」と言います。
使い方
使う場面としては、歴史上の切腹意外で、
間違いをした時に軽い感じで使われることがあります。
「ごめん、私の勘違いだった!カラキリするよ!」などと、
冗談の一場面として使われます。
いざ質問
ChatGPT に、「イタリアでは、なぜ「ハラキリ」ではなく「カラキリ」と言うの?」
すると、
質問が理解できなかったようで、この後も
数回同じような意味の質問を投げかけました。
効きたいのは「ハラキリ」と言わず、
「カラキリ」という理由。
やっと出てきた答えが、
このような応えが返ってきました。
私の意図していたものと違っていました。
私が求めていたのは以下のようなことです。
しかし、ここからは私の仮説です。
イタリア語には「K」の文字を使いません。
カ行は
「Ca, chi, cu, che, co」
カ キ ク ケ コ
このように表記します。
ですので、日本語に使われる「K」は、
イタリア人にとっては外来語なのです。
よって、
「K」が「H」になった可能性もあります。
「H」が単語の頭にくる言葉もイタリア語にはないので
発音のしにくさや違和感があります。
逆にそれが記憶されやすい外来語として
使われているのかもしれません。
一応、カラキリが日本語であることは認識されていると感じます。
結果
求めていた応えを導くことができませんでした。
もっと深く掘れば良いのかもしれませんが、
途中でこんな注意書きが現れました。
あまりに「切腹」について書き続けていたせか、
私はただ、経緯を知りたかっただけなんです。
なのでこれ以上の追求はしませんでした。
ChatGPT 今後の利用方法
ある程度の応えを予測した上で、質問することにより、
「ウラ」が取れるような感覚になりました。
しかし、正確な事実でないために、
一つの意見として受け止めるのが適切かと思います。
また、「イタリア人が」だと思っていたことが、
もしかした、ほかの国の人も含まれるかもしれないと思うと、
質問の仕方が変わってきますね。
これで、イタリア独自の文化を発見することができるかもしれない。
まだ一回使っただけなので、深くは掴めていませんが、
一二も二にも、質問力が問われると思います。
言葉の選び方や文章の組み立て方で応えは変わってくるのかも。
次回はイタリア語の勉強用に使ってみようと思います。