クリスマスのフィレンツェ 2022 後篇2 夜の生演奏
たった、1泊2日のバカンスを
3日にも渡って記録しています。
後篇が2部作になるという、不可思議なことになっていますが、
たくさん写真を撮るので、情報と合わせて全部公開したいんです。
さて、今日は全てを詰め込めるのか…
さっそくいってみましょう。
まずはショーウィンドウの続きから
エッチング印刷店
ショーウィンドウを弧を描いた窓で覆い、
じらすかのように一部だけを見せているので、
思わず覗いてみたくなります。
じっくり眺めていると、
そこには細かい線で描いた繊細な絵がありました。
シマウマ 欲しい‼︎
エッチングの技法を取り入れた芸術印刷の工房です。
銅板を削り、できた溝にインクをのせ、
それに紙を当てて転写するというもの。
しかし、ここに細かな職人技が詰まっています。
細部までの描写、濃淡の出し方、色付けなど、
それは作品を見るだけで、芸術性の高さを
感じ取ることができます。
日本人で取材している方がいたので、
詳しくはそのサイトをご覧ください。
ネットで購入可能なようです。
作品を見てみたいならHPからどうぞ。
L'ippogrifo stampe d'arte
Via Santo Spirito, 5/r, 50125 Firenze FI
トラットリア マンマ Gina
ただ外から見ただけですが、
美味しそうな印象を受けます。
イタリアには料理店にランクがあるんです。
ここは、「トラットリア」です。
服装に気を使わず、だけれども
きちんとした料理を味わいたいなら
こういうお店がいいでしょう。
店内の雰囲気からも、
マンマの優しさと厳かさをかね備えています。
メイン通りから少し離れたところで
美味しいものにありつけそうな予感がします。
Trattoria Mamma Gina
Borgo S. Jacopo, 37/R, 50100 Firenze FI
BULLO INTERIORS
奇抜な色彩と柄の組み合わせ。
愉快な空間がここに詰まっています。
美しいものを集めたインテリア専門店。
部屋やホテルなどの内装を手がけています。
Instagram からも
度肝を抜かれる発想ばかり。
浮世絵の絵柄を使ったものもありました。
暮らしのアクセントに取り入れてもいいかも。
BULLO INTERIORS
Via Santo Spirito, 11/R, 50125 Firenze FI
ここまで、紹介してきたショーウィンドウは
全部ほぼ一本道なんです。
左右に並ぶお店が見応えありすぎて、
なかなか前に進めませんでした。
そしてついに、目的地到着!
NOF FIRENZE
25日の夜のお楽しみは生演奏。
イベントを探して見つかったのかココです。
NOF - Eat & Drink
さすがにクリスマスの夜は静かだと思ったんですが、
たくさんの若者の集団に活気を感じました。
細長い廊下を歩きぐるっと回ると広い空間が。
窓辺にステージが組まれ、ちょうど今から始まる!
という期待に包まれています。
窓のように配置した鏡が空間を広く感じさせ、
夜のライトが輝くパブには見事な演出でした。
22時過ぎに4人の男性が登壇し、演奏し始めました。
まずは「ジングルベル・ロック」
それから、60〜70年代のロックを奏でます。
「VENUS」/Shocking Blue
「Satisfaction」/ The Rolling Stones
「Twist And Shout」/ The Beatles
「Honky Tonk Women」/ The Rolling Stones
「White Room」/ Cream
「Crazy Little Thing Called Love」/ QUEEN
「Superstition」/ Stevie Wonder
「Pretty Woman」/ Roy Orbison
「You Really Got Me」/ The Kinks など
フルーツの甘いノンアルコールが進む進む!
ステージ真ん前の女子たちは踊る踊る!
サンタ姿の店員はカップを下げる下げる。
男たちは静かに飲む聴く。
常連客は一斉に歌う歌う!
超有名曲なら私もみんな大合唱!
もう、この盛り上がりは、しばらく感じていなかったくらい
激しく開放的な時間でした。
バンドは、60年代のロックンロールを中心に演奏し続けて、
もう20年も活動をしているんだとか。
音楽学校にでも通っていだんだろうという腕前。
失敗なんてない安定した音楽を堪能することができました。
メンバーの仲の良さそうなところや、
彼ら自身が嬉しそうな様子が見ていて心地よかったです。
最後の締めが効きました。
アンコール最後の曲は、
「Last Christmas」/ WHAM!
ハンサムなギターリストがスマホで歌詞を見ながら歌うんですが、
甘い顔に優しい歌声、女性陣はほの字に。
何が良かったって、曲がクライマックスに向かうにつれ、
ハンサムがどんどん服を脱いでいくんです。
まずはネクタイ…そしてベスト…
シャツのボタンを1つずつ開けていく…
ここまでですが、一つの動作をする毎に、
女性陣は「ギャー‼︎」と叫び声を荒らげる。
お決まりなのか、たまたまなのか、
女子たちの心を興奮させていました。
私たちは何を妄想し、男性陣は何を思っていたんでしょう。
ハンサムだから嫉妬でもしているのでしょうか。
クリスマスの夜を目一杯満喫しました。
この後、ホテルまで歩くには40分もかかるとのこと。
足が棒になりそう。
だけれど街の至る所に電動自転車が…
乗り捨てできるシェアバイクです。
使ってみようと、QRコードを読み取り発車!
電動自転車に慣れておらず苦戦。
一漕ぎで想像以上に前に行くので怖いのと、
フィレンツェの石畳が凸凹で何にも聴こえなくなるのと、
昔住んだ街を軽快に通り抜ける愉快さと相まって、
気分が上がったり下がったりジェットコースター。
でも、ふと立ち止まれば、美しい景色がある。
これがフィレンツェなんです。
人気のない25時半のドゥオーモ広場。
興奮したままホテルに到着。
旅の疲れがあっという間に眠りにつきました。
あっ、翌日のことが書けなかった。
後篇がまさかの3部作⁉︎ ぃゃぃゃ。
この辺で終わらせて、
明日は別の話題として投稿します。