【イタリア】55歳カズを讃えるスポーツ記事
昨日、日本のニュースをチェックしていると、
こんなタイトルを見つけました。
小学生の頃、兄が少年野球に所属していたことから、
スポーツといえば野球でした。
その頃、サッカーは実際に見るよりも
アニメの『キャプテン翼』の影響が大きかったように思います。
そして、1993年にJリーグが開幕。
兄も野球からサッカーに興味が移っていき、
プレイステーションでも『ウイニングイレブン』に熱中にっていました。
スポーツとは無縁の私でさえも、各チームの名前を空で言えたほど、
暮らしにサッカーが浸透していました。
(後にこのチーム名の多くがイタリア語だと知ることになるんです。)
中学に入ると初めてサッカーをする少年たちに出会いました。
丸坊主の昭和を引き継ぐ野球少年たちとは違う雰囲気で、
平成のおしゃれな男子像のように見えました。
Jリーグの開幕により日本のサッカー人口だけでなく
ファッションや見た目に気をつかう男子が増えたのではないでしょうか。
「Jリーグ」という言葉を聴くと、まず
「カズ」こと三浦和良という名を思い浮かべます。
技術が抜きん出ているだけでなく、ハンサムな見た目にも
男女問わず夢中になりました。
そのカズが、ずっと選手として活躍していることは、
私たちの記憶の中でも更新し続けています。
今回、ニュースを見て気づいたのは、
カズはイタリアで活動した時代があったということです。
Jリーグ開幕後、所属していたヴェルディ川崎から
1年のレンタルという約束でイタリアへ渡ったのです。
ジェノヴァにあるジェノアCFCというチームは、
1893年に創設した世界でも最古のクラブの一つ。
当時セリエAにランクインしていたことから、
カズは日本人で初めてのセリエAでプレーした選手となりました。
さて、冒頭の記事にあるように、
カズは再びヨーロッパで活動を開始。
今度は、期限付きでポルトガルのUDオリヴェイレンセに入る予定です。
最高齢での契約を掴もうとするカズに
イタリアのスポーツ誌は黙っていられません。
その記事がこちら。
ほかにも有名誌が記事にしています。
Kazu と呼ばれるより Miura の方が多いです。
「三浦 55歳でヨーロッパに戻ってくる」
「三浦、世界最年長のサッカー選手は降参しない。55歳でポルトガルに飛ぶ」
記事の中には、「おじいさん」という言葉もありました。
世界で最年長の選手だけあり、このような表現をされました。
また、どの記事にもカズのサッカー歴に触れ、
未だワールドカップに出場していないとも書かれています。
半年という契約の予定ですが、全世界が注目する選手です。
多くの日本人サポーターや記者が駆けつけ、
ポルトガルのサッカーに影響を与えることでしょう。
カズの有終の美を見守るために、
いや、私たちの希望を背負い、
再び海外のチームに挑む背中を見て活力をもらうために、
わざわざ応援に行くのもいいのかもしれない。
世界で唯一無二のカズという選手、
日本人として誇らしく声援を贈る!
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