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【イタリア】日本のペンは芸術です!
先日、本屋へ訪れると、日本のペンが増えていることに気付きました。
このことから、日本のボールペンについて調べていると、興味深い記事に当たりました。
日本の文房具を絶賛しているんです。
in Giappone una penna non è mai solo una penna, ma un’opera d’arte tecnologicamente avanzata.
日本ではペンは、単なるペンではなく、技術的に進んだ芸術作品です。
記事では、修正テープやホッチキスなどについて、いかに素晴らしいかが綴られています。
ぜひ、原本を翻訳機能を使って読んでみてください。どのように海外から見られているのか、知ることが出来ます。
一本のペンを愛し続け26年
この夏でイタリアに来て10年になります。これまで私は、日本のボールペンを一度も欠かすことなく持ち続けています。そのくらい、日本のペンは秀逸だと実感しています。
何を使っているかというと、中学生の頃から、
三菱鉛筆 uni-ball Signo DX 極細0.38
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1996年発売だから、当初から使っていることになります。きっかけはクラスメイトS君が、「最高に書きやすく、字が上手く見えるし、勉強が捗る」と大絶賛したことでした。興奮して、近所の文房具店へすぐさま買いに行ったのを覚えています。
あの日から26年。一時も離すことなく使い続けています。字は上手くなっていないし、勉強もぼちぼちだけれども、捗るし気分が上がるのはずっと変わらず、大活躍しています。
かつて、ラジオで制作をしていたときは、通称「0.38」と呼んで理解されるほど周知してきましま。また、経理に必要な文房具として登録までもしてもらえました。
そしてイタリアに来ても、帰国の度に替え芯を大量購入しいます。今ももちろん在庫はありますが、次回日本に帰っても補充するためにまた文房具店へ行きます。それほどこのペンを愛しているのです。
イタリアにはないの?
イタリアのボールペンは、私の愛用するものとは比べ物にならないほど、粗悪です。言葉が強すぎますが、こう感じるくらい気分が下がります。何よりも一番受け入れられないのは「太さ」です。1.0が一般的で、銀行や市役所など、どの窓口でも使っているのがこのずっしりとしたタイプ。さらに、インクの粘り気があり、糸を引き、繊維が絡まり、どこかになすり付けてからじゃないと書き出したくない。そこに手が当たって擦れた日にゃ、もうゲンナリです。日本人からすると、"昔のボールペン" と言えば想像できると思います。
もちろん、彼らにとってはこれが通常なので、使い続けているわけです。少し前までは…
今、イタリアにも変化が起きています。
日本のペンの素晴らしさが認知され、少しずつ人気が出ているのです!
イタリアで見つけた日本のペン
先日、本屋へ訪れたイタリアで全国展開するチェーン店 Feltrinelli。本・漫画・映画DVD・雑貨を販売しています。
レジの前にある文房具のコーナーを必ずチェックするのですが、久しぶりに訪れてみると、日本の商品が増えていました。
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ボールペンコーナー約40%が日本製です!
三菱鉛筆 uniシリーズ
ほら、
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83年生まれの私は、小学生の頃から「ポスカ 」で絵を描いてきました。
今、友だちのアートスクールへ手伝いに行きますが、そこでも、やはりポスカは人気です。発色の良さや描きやすさだけでなく、カラーバリエーション、細さなど、あらゆるターゲットに向けた商品が広くが好まれていると感じます。
Pilotペン
文具コーナーは、三菱以外にパイロット社のものがあります。
創業から8年後の1926年にロンドン、ニューヨーク、上海、シンガポールに海外支店を構えます。1967年にドイツに遅れること14年、イタリアへ進出してきました。
そして、1997年にフランスのモンブランの近くで、スイスとイタリアに隣接する街に生産工場を設立。ヨーロッパ31ヵ国をカバー。なんと、年開4000万本ものペンを製造しているようです。
街の小さな文具店でも
「Hi tech」ペンを見つけた時に、嬉しかったのを覚えています。
もう一つ、消せると画期的なペン
Frixion
イタリアでは、小さなころからお絵かきや色塗りにペンを使います。色鉛筆で育った私には、少しの驚きがありました。たとえテーブルや服に色がつこうとも、はっきりとした色を満喫しているのです。
学校へ行きだすと、鉛筆ももちろんですが、ポールペンも使います。そんな時に、間違っても消せるペンは彼らにとっても画期的だったと思います。
私も2020年にはよく使いました。ロックダウンの最中、外出するにあたり、理由を書く証明書を持たなければなりませんでした。そこでいつも使っていたのがこのペンです。
ペンには、鉛筆にはない説得性があります。それを利用するために、消せるペンを使いたかったのです。
これら以外にも、日本のペンはまだまだあります。今後、文具店での取材や、漫画の勉強をしている生徒たちにも話を聞いてみたいと思います。
Ciao Ciao a tutti!!