#25「天国に帰れる魔法の本」
------------------------------------------------
「天国の記憶を思い出せば、人生に奇跡が起きる!」は、
シリーズものです。初めての方は、
「#1人生に奇跡を起こす方法!」からご覧ください。
------------------------------------------------
そんなこんなで小学校では、
相変わらず「普通の子ども」を目指していた。
きっと、周りからは、ただのお調子者に見えていたはず。
(まー、実際そうなのだけど。)
そして、とんでもない勘違い・・
「え?小学校卒業したら、
天国に帰れるんじゃないの?」
うむ。どうやら違うらしい。笑
人生は、これからも続く。
ガーーン。
命が無くなれば、
天国に帰れることは知っていた。
けど、自分でそれをすることは、
違うということも知っていた。
そんな勇気もなかったしね。
両親のススメで中学受験をした。
塾にも通った。
僕は勉強に興味はなかったし、
何のためにやっているのかは
全然分からなかった。
一応、勉強は出来る方ではあったけど、
意味はないな~と思いながらの受験。
もちろん、合格するわけはない。笑
ただ、その中で気づいたことは、
「国語だけは天才的に出来た。」ということ。
全国でも5%くらいの人しか解けない問題を、
僕は、あっさりと解いた。
それを見た塾の先生が、「お前は将来、小説家とか、
文章を扱う仕事をしろ!」と常々言ってくれていた。
才能というのは、自分では気づかないもので、
そんなときは、夢にも思っていなかったけど、
今の僕を支えているのは、文章だ。
その先生が紹介してくれた本があった。
映画「ネバーエンディングストーリー」の原本の、
小説「はてしない物語」という本だ。
読んでみたら、
「なんと!そこには、
天国の話が書いてあった。」
いや、天国の話ではないんだけど、
天国の感覚が書いてあったのだ。
人間の国に住むバスチアンという少年が、
ある日、ファンタジーエンという世界に入り込み、
冒険をしていくというストーリー。
そこには、妖精やエルフ、巨人族みたいなものも
書かれていた。
ふと蘇る天国の記憶。
その感覚が恋しくて、毎日のように、
はてしない物語に入り込んだ。
たぶん、作者のミヒャエル・エンデさんは
天国の記憶があるはず。笑
小学校の頃は、この本に支えられた。
僕にとっては「天国に帰れる魔法の本」だった。
ちなみに「はてしない物語」は、
今でも大切に持っているよ。
先生ありがとう。
つづく
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?