#40「正面衝突!」
------------------------------------------------
「天国の記憶を思い出せば、人生に奇跡が起きる!」は、
シリーズものです。初めての方は、
「#1人生に奇跡を起こす方法!」からご覧ください。
------------------------------------------------
アルバイト生活になった僕は、
毎日、こんなことを考えていました。
「オレは、なんでこんな仕事をしているんだ!」
「オレは、こんなところにいる人間ではないのに!」
「すぐに辞めて、別の仕事をしてやる!」
なんだか、惨めすぎて、
現実を受け止められないような感じ。
はい、そうです。
このときの僕は、「最高にダサい奴」に
成り下がっていたのです。
このときは、天国の記憶なんてものは、
遠い昔の話になっていて、
自分の変なプライドだけを守りながら、
フテくされて生きていました。
そんな状況の中、
僕を支えてくれたのは、
人生の先輩方でした。
僕を色んなところに連れていってくれて、
色んな経験をさせてくれて、
お金のない僕を心配して、
いっぱい奢ってくれて、
そんな先輩や仲間たちと、
新しいビジネスの話をしたり、
バカな話をしたりと、
それだけが楽しみでした。
僕はいつも人に恵まれています。
人に助けてもらってばかりの人生。
感謝しかないのですが、
そのときも、心の中では惨めさが
抜け切れず、いつもモヤモヤした日々を送っていました。
相変わらず、アルバイトは手抜きをして、
適当にやっていましたし、
まだ「オレはこんなところにいる
人間ではないのに!」
という意味不明なプライドを持って、
みんなに接していました。
このときは、人生に光が見えなくて、
絶望の淵にいたのですが、
それをさらに追い込むことが
起こったのです。
アルバイトの帰り道、
ストレスの溜まっていた僕は、
車をぶっ飛ばして帰っていました。
点滅信号に差し掛かったのですが、
夜だったので、確認もせずに
突っ込みました。
するとそこに、右側から車が突っ込んできて、
「危ない!!」
と思いつつ、視界がスローモーションに。
あぁ、こういうときって、
本当にスローモーションなんだなーとか、
そんなことを考える余裕もありながら、
「ガッシャーーン!!!」
正面衝突の事故でした。
つづく