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仕方がないのでしばらくは夫婦二人で沖縄移住20  離島からの贈り物 市場もある経済

先日、沖縄の離島から大きな段ボールが届きました。

段ボールを開けた瞬間、爽やかな甘い香りが部屋中に広がりました。どこかとても懐かしく、さんさんと降り注ぐ太陽が似合う匂い……。

その正体はグアバ。ほかにも、シークワーサーとバナナ、パパイヤにヘチマに、手作りのラッキョウ酢などなど。

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さっそく、グアバを切ってみると……。

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爽やかな甘みで、口の中がパラダイス。

バナナは、小さいながらも……

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爽やかで引き締まった甘みで、どんどん手が伸びていきました。

調理用のバナナは、キューバやブラジル風にアレンジ。

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パパイヤはニンジンと一緒にシリシリして、ツナとあえてサラダに。

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ヘチマは、スーパーで購入したインフレ野菜たちとともにカレーにして、おいしくいただきました。

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沖縄本島に移住して、本当に良かったー、と思える数多い瞬間の一つです。

送り主は、私たち夫婦が20年前、沖縄の離島でキャンプをしている時に声をかけていただき、数日間、自宅に泊めていただいたご夫妻。

沖縄は、食料品の物価が、東京の下町の1・2倍から2倍近くするので、インフレを中和すべく、ネット通販と、激安の殿堂ドンキホーテで大量の保存食をまとめ買い。

そのとき、ふと、沖縄本島でこれだけ食料品が高いのなら、離島はもっと大変だろうな。しかも、コロナで船も欠航がちだし……。そう思い、おすそ分けしたら、喜んでいただけただけでなく、大地の恵みと、愛情と経験のこもった特製だれまで頂戴しました。

市場経済だけでなく、市場もある経済。助け合い経済、お互い様経済が生きている土地に住んでいると、日常の中に不思議な安心感と幸福感がそっと寄り添ってくれる感じがします。

グアバの甘い香りに包まれながら生活する五日間は、家の中に笑いが絶えませんでした。

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