見出し画像

童貞マッチングアプリ体験談(3週間経過)


彼女いない歴=年齢かつ童貞の私は1年前、マッチングアプリをしていた。「童貞のマッチングアプリ体験談」では、当時書き留めていた日記をもとに、その時の出来事を書き記す。


プロフィール改善


 マッチングアプリを始めて2週間にしてやっと会えると思った女性にブッチされた。その後も、「With」にしろ「Tapple」にしろ泣かず飛ばずだった。何がいけないんだろう、と考えてみると、どうやら貰っているいいね数がそもそも少ないことがわかった。

 というわけで、どうしたらより多くのいいねを貰えるか考えた結果、プロフィールを改善することにした。その中でも特に、写真に力をいれることにした。というのも、写真はどのアプリにおいても最初に目につくものであるし、何よりイケメンの私にとって顔を見せることは最大の訴求力になると思ったからだ。


人生初の自撮り!

 
 これまで私が挙げていた写真は、集合写真のなかの自分をズームアップさせた画質の荒い写真数枚。それと、何のメッセージ性もないようなただただ綺麗な空の写真だけであった。こうして見ると、そりゃいいね貰えないよなと思わざるを得ない仕上がりだった。特に前者は、自分の顔がカッコよく映っていない。とはいえ、元来写真嫌いで、写真を撮ってくれる友人も少ない私には、フォルダを探しても、自分のカッコいい写真など見当たらない。

 そういうわけなので、私は人生初の自撮りを敢行した。本当は外で自然光を浴びながら、自撮りをした方がいいのだろう。しかし、自撮りをしているところ、しかも思いっきりキメ顔をしているところを誰かに見られるのが恥ずかしくて、結局家の中で撮ることにした。こういう自意識過剰なところが、私が童貞である大きな要因なのだが…。

 最も光のあたり具合がよさそうな場所を求めて、部屋中をぐるぐるする。そして最終的に行き着いたのは、風呂場だった。壁が白い樹脂素材でできているので、それがレフ板のような役目を果たしてくれる。

 そこから何度もシャッターを切りながら、最善のカメラの角度を求めた。そうして撮れた写真を今度は軽く加工した。顔の造形とかパーツの大きさを変えるのは、さすがに反則な気がしたので、加工は肌質補正と肌の色にとどめた。なかなかカッコいい写真になったと思ったので、早速もともとあったプロフィールの写真と替えてみた。

 効果はてきめんだった。いいね数は写真を替える前と比べて3割増した。やはり写真は大事なようだ。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集