遠距離恋愛がうまくいかない理由をマーケター脳で考えてみたらその要因は明らかだった
みなさん、遠距離恋愛したことありますか?
僕は新卒時代、一年間、仙台に転勤したときに経験しました。「逢えない時間が二人を近くする」なんて言葉がありますが、いや、遠距離恋愛、大変でした。
逢いたい!寂しい!
「遠距離恋愛は続かない」という定説は枚挙にいとまがないし、事実、遠恋が続かず別れてしまう恋人たちも多い。
なぜ遠恋は続かないのか。
ちょっとしたマーケティング的な考え方で説明してみましょう。名付けてRFEメソッド!(流行らなそう)
「RFE」は「RFM」をもじったもの。
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顧客を分析する超伝統的な手法に、RFM分析というものがあります。
たとえば、下記2人のお客さんがいた場合、どちらのお客さんの方が見込顧客としての可能性が高いか。
方針にもよりましょうが、一般的には鈴木さんがホットな顧客になります。どれだけお金を使ってくれてるかの絶対額だけでなく、推移や距離感が重視されるわけですね。
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さて、遠恋の話しに戻ります。
恋愛におけるRFMはこうなります。
たとえば、東京在住の25歳の恋人たちがいたとして、彼氏が福岡に転勤になったとします。「物理的な距離なんかに負けない!」と遠恋が始まって一年が経ちました。東京に残された彼女の近況です。
遠くのイケメンより、近くのブサメン。雲行きが怪しくなってきました。
さて、上記はRFM→RFMです。
RFEとは何か。それがこちら。
M(お金)が E(精神的つながり)になりました。このRFEでもう一度彼氏と2個上の先輩を見てみましょう。
んん~。あるある。アルヨネー!
手をつなぐという物理的な行為が、会っていないときにも少しずつブサメン先輩を思い出すきっかけになったりします。
寝る前に思い出したりして、LINEこないかな、とか、今度はいつ誘ってくれるかな、とか考え始めたら勝負あり。RFEの合計値で、ブサメン先輩の勝利が濃厚になります。
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これ、ブランドと顧客の間にも同じこと言えると思うんです。
大事なのは、多ければ多いほどいいってことじゃないってこと。
メーカー側の担当者は、こう考えます。
でも、コンビニには3,000種類、食品スーパーには2~3万種類、大型GMSには10万種類の商品があって、それぞれのマーケ担当者はあなたとRFEしたがっているわけです。
あなたは、3,000個のブランドと毎日RFEしたいですか?
したくないですよね。めんどい。うざい。興味ない、なわけです。
だから、ブランドが考えるべきは、カテゴリー関与度や、顧客のロイヤルティに則った「適正な距離感と頻度」を保ち、「適正なレベルのエンゲージメント」をゴールにすることです。
今日会いたい!明日も会いたい!毎日会いたい!(あなたのお財布を)愛してる!だから僕のことも愛して!(買って!)浮気しないで!(買い続けて!)って無理よね。無数の商品があるんだから。
てことで、あなたもRFEメソッドをマスターして、恋愛もブランドマーケもブイブイ言わせちゃってください!
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