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節目の時間を大きく吸い込む

4月。
季節の変わり目と言わんばかりに、いろんなことの節目の時間を過ごしている気がします。

人との関係や環境。
自分とは直接関係のない場所でも「変わっていくこと」を肌で感じる時間があるってめちゃくちゃに素敵なことですよね。

いいことも哀しいことも含めさまざまな感情を味わっている状態は力を使うけれど、きっと大事なこと。


先日、私が中学生の終わりから10年間
ずっと生活を共にしていた愛犬が、次の旅へと出かけました。

あくび犬



病気の関係で、10年間っていうあまり長くはない時間でしたが、とってもよく生きてくれました。ありがとうだよ〜!

犬を飼うという選択をしてから

「この犬自身の幸せや、この子の親のこと、人と暮らすということ」

いろんなことを考えながら過ごしてきた気がします。

正直、
”うわあ、自分も含め人って勝手だなあ”と思うことも数えきれない。

ですが、その一方で私たちの生活が色とりどりになって、喜怒哀楽が飛び交うようになって。
それはそれは面白い毎日でした。

この犬が幸せだったかどうかを聞くことはできないけれど、楽しく生きられたと信じてる。

君の生きた時間は
少なくとも私が生きているまでは、私の中で色褪せることがないからね。




【西の魔女が死んだ】を読んでから、「死ぬこと」ってこういうものだと思っています。

身体は生まれてから死ぬまでのお付き合いですけれど、魂のほうはもっと長い旅を続けなければなりません。
赤ちゃんとして生まれた新品の身体に宿る、ずっと以前から魂はあり、歳をとって 使い古した身体から離れた後も、まだ魂は旅を続けなくてはなりません。
死ぬ、ということはずっと身体に縛られていた魂が、身体から離れて自由になることだと、おばあちゃんは思っています。
きっと どんなにか楽になれてうれしいんじゃないかしら。

「西の魔女が死んだ」より

もう生身の肉体はないけれど、世界のどこかで楽しく駆け回っているといいなあ、なんて思っています。


いつかまたどこかで会おうね。







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