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先生業を始めるにあたり、ソフト老害やお局にならないように気をつけるべきこと

おはようございます!池田千恵です。

今回は「先生業を始めるにあたり、
ソフト老害やお局に
ならないように気をつけるべきこと」

をテーマにお届けします。

今日の話は、朝時間を使って
強みや経験をコンテンツ化し、
会社員のまま先生業で
本業+αの収入を得る方法を
学ぶコミュニティ
朝キャリで提唱している、
理想のキャリア形成
5つのステップのうちの
「4. 方向性での信頼を得る」
をメインのテーマでお届けします。



今話題になっている、鈴木おさむさんの『仕事の辞め方』(幻冬舎)を読みました


今話題になっている
鈴木おさむさんの
『仕事の辞め方』という
本を読みました。

幻冬舎から出されています。

こちらは本当におすすめです。

会社を辞めるつもりがない人でも、
いったん「辞める」という
視点を持つことによって
俯瞰的に自分の働き方を
振り返ることができる

ですよね。

なので、会社員の方こそ
読んで欲しい本でした。

また「ソフト老害」という
言葉が結構衝撃的で、
Yahooニュースに
載ったりもしていますが、
自分自身は「また老害だよ」と
政治家に対して言ったりとか、
老害の被害者側だとばかり
思っていました。

でも、これを読んでみると
自分自身がよかれと
思ってしたことが、
実は若手にとっては
「ソフト老害」なのでは
ないか、と思い当たる
ことがめちゃくちゃ
あった
んですよね。

ですから、会社員だけでは
終わらないと考えている
朝キャリメンバーの
皆さんにとっても、
おすすめの本 です。

先生業はよっぽど気をつけないと「ソフト老害」や「お局」になりやすい


朝キャリは「先生業」を
学ぶコミュニティです。

「先生業」は、
学んだ経験をコンテンツ化
して教える職業なんです。

なので職業柄、よっぽど
気をつけないと
「ソフト老害」や「お局」に
なりやすい職業なんじゃないか
と思っています。

理由は3つあります。


  1. 経験を教える立場なので、上から目線になりがち

  2. 「先生」と言われて自己顕示欲をくすぐられ、勘違いしがち

  3. 話を聞いてもらえるので話が長くなりがち


1つめが、経験を教えるという
立場ということです。
やっぱり教えるというと、
上から目線になりがち
なんですよね。

そして2つめが、
「先生」と言われて、
なんか偉くなった気に
なってしまうことです。

自己顕示欲を
くすぐられてしまうので
「私は先生なのよ」
みたいな感じで
勘違いしがちになります。

そして3つめは、
登壇したりして
話を聞いてもらえるので
話が長くなりがちなところです。

我慢して聞いている人も
いるんですが、それに
気づかず、なんか
気持ちよくなっちゃって
めちゃくちゃ長い、
聞きたくもない話を
長々としちゃったりする
可能性があります。

ですから、
そうならないために
どうするかを、過去の失敗から
得た対策として今日は紹介します。

先生業の老害に私もハマった


鈴木おさむさんの
本を読んで、先生業の
老害に私もハマってたな、
と感じました。

過去に本がベストセラーに
なったことがあって、
ちやほやされていた時が
ありました。

その時に企業研修に
呼ばれたんです。

オーダーとしては、
現場出身でダメな私だから
できる視点で研修して
欲しいということだったのに、
ダメダメな自分だったことを
ベストセラーになったことで
ちょっと忘れちゃったんです。

あとは、教えるという立場なので、
先生になったからと言って
ダメダメなくせに
上から目線で研修を実施

したんです。

しかもファンでも
読者でも何でもない人、
私のことを全く知らない人に
自分の経験を語ってしまった。
そんな痛い経験があります。

今振り返ると、
企業研修はビジネススキルを
得るためのもの
です。

「先生」と便宜的に
呼ばれてはいますが、
別に先生じゃないんです。

先生のありがたい教えを
聞く場ではないし、
求められてもいないんです。

つまりその時の私は、
ただの下請け業者で
企業の人事担当から
「こういう話をしてね」
と呼ばれて、
「はい、その通りの話をします」
という人だったのに、
なぜか自分の「我」を出しながら
謎の行動をしてしまった
んですよね。

今でも思い出すと
恥ずかしいなと思いますが、
やっぱり「先生」と言われると
自尊心の奴隷になっちゃう
んですよね。

「何のために」「誰のために」
やっているのかを忘れると、
こういう痛いことに
なるんじゃないかなと
思いました。

鈴木おさむさんの本では、
「中間管理職の悲哀」
みたいな感じで、企業の上との
調整と現場の板挟みになって
よかれと思ってやったことが
老害に見える、という話なので、
話としてはずれるんですけど、
やはり先生業としては
老害はもう本当に、紙一重なんだと。
そこはぜひ覚えておいてください。

「先生」はただの呼称。偉いから敬われて「先生」と言われているわけではない


ここで皆さんに
お伝えしたいのは、
「先生」はただの呼称だと
いうことです。

偉いから敬われて
「先生」と言われている
わけではない
と、自戒
しておきましょう。

いつでも、なぜ自分が
その場に呼ばれているか、
その期待をどう超えるかを
しっかり考えることです。

つまり、
お客様あっての先生業です。
偉いわけでも何でもない
ことをぜひ覚えておいて
ください。

自分はただの下請けでサポート役だと思えば「先生」の呼称に「私なんてめっそうもない」と思う必要もなくなる


逆に言うと、自分は
ただの下請けで、
サポート役だなと
思うことができれば、
「先生」の呼称に
居心地が悪いという
気持ちも消えると思います。

「私が先生なんて、
めっそうもない」
と思っている方も
朝キャリの方では多いですよね。

先生業を目指す場に、
私がいていいのかな?
みたいな感じで
居心地の悪さを感じている場合、
先生、イコール、偉い人で
なければと思っているから

なんです。

でも、今日の話を聞くと
先生なんて全然偉くない
ということが分かりますよね。

偉そうにしなくて
OKだと思えば、
めっそうもないから
先生業なんてとんでもない、
と思うマインドも消えるんじゃ
ないかなと思います。

先生業で老害になりかけていることがわかる3つの兆候


自分では「老害」だとは
やっぱり気づかないものです。

無自覚、無意識にやってしまう
ことが多いと思います。

そこで、「これってもしかして
老害になりかけているかも?」
がわかる3つの兆候について
紹介します。


  1. 話が長くなっているのに気づかない(人の話にのっかって自分の経験を教えたい)

  2. 忖度されてホンネが直接伝えられず、知らないうちに何かが進んでいく

  3. 何度も伝えているのに伝わらないことにイライラする


1つめが、話が長くなって
いるのに、自分で気づかない
ことです。

人の話に乗っかって、
自分の経験を教えたい
という気持ちがムクムクと
湧いてきて、

「こういう時はこうしたらいいよ」
みたいな感じで教えちゃう時。

それはちょっと老害の傾向が
ありますよね。

「教えてあげたい」という
親切心は、「教えて欲しい」
と言われた時にだけ
発揮する。

そのように心がけると
いいのかなと思っています。

今、Podcastで
「ネオアラフィフの休憩室」
(アラキュー)
という番組を
やっていて、収録でも老害の
話になったんですが、メンバーの理香さんが
コーチングの資格を今勉強している
そうで、教えてもらってなるほどな、
と思ったことがあります。

「いい考えですね」
という感想すらジャッジ
だと
聞いて、相手がどう思うかを
気づかせてあげるのが
コーチング
だそうで、
確かにそうだなと思いました。

先生業でも、
その視点は
忘れないようにするのが
本当に大事ですよね。

そして2つめが、
忖度されて、本音が直接
伝えられず、知らないうちに
何かが進んでいくとき。
そんな時は老害の兆候です。

先日朝キャリメンバーに
「忖度禁止」の話を割と強めに
しました。

朝キャリメンバーの中で、
私(池田)には言えないけれど、
自分は違うことを思ったから、
と、池田に「こうします」と
伝えたこととは違う行動を、
池田には何をしたかを
伝えずにした方がいらっしゃって、
その方に、そういうのはやめて
ください、と言いました。

これは老害の危機を
感じたからです。

忖度されるということは、
「この人に言ったら怒られるな」
とか、「この人に言ったら
こう否定されるな」と
思われているということですよね。
やっぱり、池田の老害が
進んでいる証拠な
んじゃないか
と思いました。

そして3つめ、
何度も伝えているのに
変わらないことに
イライラし始めたら
それは老害の兆候です。

教えることを
仕事にすると、
「自分ができたことなんだから、
あなたにもできるはず」みたいな
感じに思っちゃうことが
あります。

あとは、何回も
教えているのに、
やっぱり人によって
気づきのタイミングは違うので
何度も言ったのに、なんで
こんなことをするんだろう....
みたいな感じでちょっと
怒り始めたりするんですよね。

これは私もしょっちゅう
しちゃうんですが、
この気持ちが出てきたら
「あ、傲慢になってるな私」
みたいな感じで
ハッとします。

私ができるからできる、
ということはないです。

人それぞれ違うし、
段階も違うし、
状況も違うので
そのへんをちゃんと
理解できるようになるのが
すごく大事
かなと思います。

このようなことを
私も日々気をつけているん
ですが、やはり気をつけていても
知らず知らずに老害になっている
場合もあると思いますので、
もしやばいなと思ったら
「千恵さん、それ老害ですよ」
みたいな感じで、ぜひ皆さん
教えてください。

先生業が老害にならないために私が心がけていること


また、「先生業」が
老害にならないために
私が今心がけていることも
3つ紹介します。


  1. 私が相手を変えてあげようと思わない

  2. あえて定期的にアウェイの場にいく

  3. 率直に指摘してくれる人から学ぶ


1つめが、
私が相手を変えてあげようと
思わないことです。

これは先ほどの話にも
つながるんですが、
「私が相手を変えられる」
みたいな感じで思うと
教祖化が始まっちゃう
んです。

教祖になると、
何も考えずに、もう
その人だけは崇めよ、
みたいな感じになっちゃいます。
私は、そういう風には絶対
なりたくないなと思っています。

なので、
変えてあげよう
というおこがましい
気持ちを捨てて、
自分が気づかないと
変わらないことを
心にとどめ、自分で
気づくための補助役が
先生業
だよというところは
戒めるようにしています。

そして2つめが、
あえて定期的に
アウェイの場に
行くことです。

自分のことを
一切誰も知らない場所、
職業とか年代を超えたところです。

そこに飛び込んでみると、
自分って本当に古い価値観とかに
固まってるなと分かるんですよね。

なので考えを日々
アップデートするようにしています。

そのことによって
やっぱりね先生業って、
「先生」とか言われてると、
ちょっと私ってすごいって
思っちゃったりすることが
あるんですが、アウェイ環境に
行くことによって、
自分って大したことないな、
全然まだまだだな、と
思います。

自分のまだまだ具合を
思い知って謙虚になれるので
そんなことをしています。

そして3つめが、
率直に指摘してくれる人から
学ぶことです。

年を取るほど、
耳が痛いことを
指摘されなくなります。

あ、この人やばいな、
と思っても、それを
スルーして付き合わないように
フェイドアウトする、
みたいなことになります。

なので直接、不快だけど
図星なことを言ってくれる
人は、やっぱり不快だから
嫌なんですが、そういう人の
言葉を大切にして、
逃げないことも大切
なんじゃ
ないかなと思っています。

今回のまとめ


今日の話のまとめです。

鈴木おさむさんの
ご著書『仕事の辞め方』
を読んで、「先生業」の
ソフト老害化について
ドキッとしました。

そのことから、
先生業が「ソフト老害」や
「お局」にならないように
するためにはどうしたら
いいかについて解説しました。

先生業は学んだ経験を
コンテンツ化して
教えるという特性があります。

その特性柄、よっぽど
気をつけないと
「先生、先生」と崇められて
いるような感じがするので
「ソフト老害」とか「お局」に
なりやすいので注意してください。

先生はただの呼称です。

偉くも何ともないです。

逆に言うと、先生業は
私はなんか、ちょっと
向いてないな、とか、
私が言っていいのかな?
みたいな感じで
居心地の悪さを感じる
必要もありません。

全く偉くないので、
偉くないまま、
自分の経験をまとめる
ことをやっていきましょう。

先生業が老害にならないために
私が心がけていることを
3つ紹介しました。


  1. 私が相手を変えてあげようと思わない

  2. あえて定期的にアウェイの場にいく

  3. 率直に指摘してくれる人から学ぶ


この3つを心がけて、
ソフト老害を防ぎながら
先生業を頑張っていきましょう。

今日のワーク:ソフト老害セルフチェックをしてみよう


今日のワークは、
「ソフト老害セルフチェック
をしてみよう」
です。

目的は、心当たりが
あることを洗い出してみて、
今後に生かすことです。

Step1.
今日紹介したセルフチェック項目にそって、過去の「そういえば」という経験を書き出してみよう


  1. 話が長くなっているのに気づかない(人の話にのっかって自分の経験を教えたい)

  2. 忖度されてホンネが直接伝えられず、知らないうちに何かが進んでいく

  3. 何度も伝えているのに伝わらないことにイライラする


Step2.
書き出してみてどう感じたかを書いてみよう

今日の話は以上です。
ありがとうございました。

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※このnoteは、朝時間を使って強みや経験をコンテンツ化し、会社員のまま先生業で本業+αの収入を得る方法を学べるコミュニティ「朝キャリ」の簡易版、「朝キャリライトプラン」(月額1100円)にて毎週配信している動画を、ひと記事ずつテキスト化してご紹介しているものです。朝キャリライトプランに入会いただくと、スライド解説つき動画&書き起こしテキスト&自習ワークが月に4回以上届くのでお得です。

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