それは文春砲がない時代。侯爵令嬢がやってのけたのは?
本日は急遽クロエる日記をお休みしてお知らせです。
旭山リサ氏の「リンドバーグの救済-Lindbergh’s Salvation-」がコミカライズされました~。
リサさんとわたしはちょうどKindleで出版したのが同時期です。それまでノベプラで相互フォローしていたので存じ上げてはいたのですが、ツイッター上でリサさんがkindleで出版すると決意表明?していらっしゃるのを見て、同じことを考えている人がいる!と思って連絡したのがおつきあいの始まりでした。当時エンタメ小説でそれをやる人は少なかったのです。
それ以来たくさんのことを教えていただき本当にお世話になっています。そしてわたしは「リサさんの作品が商業化されたら絶対に推薦文を書くぞ!」と勝手に決めていたのですが、まさかこんなに早く突然にやってこようとは。おかげで今日の午後は仕事が手につかず、すべてを放り投げて書いています。
コミカライズに当たっては詳しいことはリサさんの記事をお読みください。↓↓↓
上の記事になんとリサさんがわたしのことを書いて下さっていたので驚きました。ここでリサさんが書いていらっしゃるカードは朝の散歩をしているときに「令嬢界に新風を巻き起こすのは死にぞこないの侯爵令嬢」というキャッチが浮かんだので軽い気持ちで作って送ったのです。
しかし今日知ったのですが、そのときリサさんはブラックホールに飲み込まれそうな状況だったそうです。
そう、何かを目指すものなら何度も引っ張り込まれそうになるあのブラックホールですよ😱。
わたしの記事をいつも読んで下さっている方はご存知かと思いますが、わたしも最近ブラックホールが開きまして、そのときはリサさんに引っ張り上げられました。このようにお互いのブラックホールが開く時期がズレていたので、互いに助け合うことができたと思います。一緒に開いたらどうなっていたことか・・・。ブルブル
さて、リサさんとやり取りし始めた最初の頃にお互い「前世好き」「前世愛好家」(そんなのあるのか?)だということが判明しました。誰に話してもポカンとされそうな話題ですがリサさんとは「おお!君もか!」とすんなり不思議ちゃんな話が出来ました。
ちなみにその手の話は旭山一家が総出で送るミステリアス実話エンターテイメントにてんこ盛りで出てくるので面白いです。
以来、リサさんはわたしが唯一親しいお付き合いがある、そして信頼している作家さんだといえます。
「リンドバーグの救済」もそうですが、リサさんの作品には必ず「前世」が出てきます。これはきっと書かなければならないことだからなのです。どうしても出てくる人物、光景、何か。書こうと思って書くわけではないのです。これは創作をしなければ生きていけない人間の特徴なのです。
だから信頼できるのです。クリエータとして。
さて、そんなリサさんが原作を書いた「リンドバーグの救済」が「まんが王国」から配信開始されました。
作家の塩野七海さんが著書の中で「女というものは一度(男を)恨んだらたとえ自分が恥をかこうとも洗いざらいぶちまける」と書いていらっしゃいました。
リンドバーグの救済のヒロイン「ミミ」もまさにこれ。今なら週刊文春にタレ込んで文春砲をぶち込むところですが、そこは週刊文春がない時代。ミミはこれ以上ない、ド派手な当てつけがましい方法で復讐(いや、身の潔白の証明?)を実行するところから物語は始まります。
なんと今なら無料で読めます。
上はコミックの表紙です。左に本作のヒーローであるアルフレッド・リンドバーグが描かれています。彼は手を合わせて祈っています。作画担当のrito.氏がどうしてこういう絵を描かれたのかわたしは知らないのですが、これはリサ氏自身の祈りでもあり、書くことによってしか救われないリサ氏自身への救済が描かれていると感じました。
そしていよいよ。これからはリサ氏は多くの人を救済していくことになると思います。リンドバーグと共に。
池田クロエ