J2からの大下剋上、ドラマのような展開が起きた天皇杯優勝ヴァンフォーレ甲府
おはようございます。
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先日10/16に日産スタジアムにて『天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会』が行われました。
毎年サッカーの天皇杯は1月1日の元旦に行うのが通例でしたが、今年は11月~12月にかけて2022カタールW杯が行われる為、日程の都合上前倒しでの開催となりました。
今年の決勝戦のカードはサンフレッチェ広島VSヴァンフォーレ甲府となりました。
結果を先にお伝えいたしますと、1-1の引き分けで延長戦までドローのままPK線に突入し5-3でヴァンフォーレ甲府が優勝いたしました.
まさかJ2のヴァンフォーレ甲府が優勝するとは、これぞジャイアントキリング!
内容を踏まえての個人的感想を書かせていただきます。
1.お互いの現状が違いすぎる
ヴァンフォーレ甲府は現在J2リーグで戦っており順位は18位と降格圏争いの真っ只中でしかも直近の試合は12戦勝ち星なしという状態でした。
かたやサンフレッチェ広島は今年から監督が変わり、リーグは現在3位、Jリーグカップのルヴァンカップでも決勝進出を決めていて波に乗っているチーム。
7月に行われたE-1選手権で広島から日本代表にたくさん選ばれたのもあり実力は文句なしです。
さすがに自力の差がでる試合展開になると個人的に思っていました。
2.お互いに譲れぬ展開
試合が開始され先制したのはなんとヴァンフォーレ甲府。
元大分の三平選手が決める。
このまま終わるかと思いきや後半39分に豪快なシュートを広島の川村選手が決める
若くて伸び代が楽しみな選手です。
3.甲府の絶体絶命
1-1のまま延長戦に突入。
ここで甲府が動きます。
ヴァンフォーレ甲府に加入して20年の大ベテランの山本英臣選手を投入。
そして延長後半にその山本選手がペナルティエリア内でハンドをしてしまう。
これは相手に寄せにいった矢先相手のパスが手に当たるという不可行為ではあった為選手を責められない。
PKが決まればスコアが2-1となり絶体絶命の大ピンチ。
そしてPKのキッカーに広島で絶賛売り出し中の絶好調の満田選手。
ここで終わりかと思ったら甲府のGK河田選手が右手で弾きPKを防ぎました。
止めた瞬間、山本選手の安堵の顔がUPされていたのも納得。
それだけ重要なシーンでした。
4.最後に甲府のバンディエラ、山本英臣選手で締めて優勝
延長戦で決着つかずPK戦にまでもつれました。
広島の4人目が止められ、甲府の5人目に先ほどPKを献上してしまった山本選手がキッカーに。
これを決めれば優勝という大事な場面に甲府在籍20年の大ベテランでありバンディエラの山本英臣選手。
これぞドラマとしか言いようがない展開でした。
さいごに
優勝したことにより嬉しい誤算が2つ。
天皇杯優勝チームは、来期のアジアチャンピオンズリーグに出場確定なのでJ2からアジアへ挑戦をすることになります。
J2はJ1リーグより元々の試合数が多い上に並行してACLとなると単純にローテーションができる選手が足りない。
選手補強のために優勝賞金を含め、大型のスポンサーがついてくれることを祈るのみ。
またもう一つ、ヴァンフォーレ甲府のホームスタジアムはACLでの基準「個別席で、背もたれが30センチ以上あるもの、なおかつそれを5000席以上設置すること」という基準がありますがそれを現在残念ながら満たしていません。
ホームで試合ができることで普段以上に力を発揮できるのは今年の浦和レッズがすでにみせていますのでぜひとも県で動いてほしいところです。
なにはともあれヴァンフォーレ甲府優勝おめでとうございます。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
ではまた。