一番最初の転職の時に教わった考え方の違い
こんばんは
池田諭史です。
今回は転職時に悩んでいた時に教わったことを書きます。
転職で一歩踏み出す時の参考になればと思います。
高卒から5年もお世話になっていた会社にてこのままだと出世はない、稼げない、成長できないと思うようになり転職を考えるようになった。
ただ転職というか退職をすること自体には正直漠然ですが不安があった。
正直どうしようかと思っていた矢先、東北の大地震があり会社の体制が大きく変わる出来事があった。
あの時期は日本全体の電力の消費を抑えようという取り組みが発生。
そこに率先して行ったのが日本最大の親会社。
自動車業界はメーカーの違いはあるけど、こういう非常時は一斉に同じように動くようになっていると知る。
親会社が言い出したらそこに合わせるのが下請け。
どういう取り組みをしたかというと2つ。
1.三交代制のシフトで深夜帯をメインにする。
2.週休二日を土日休みから平日に変える。
どちらも3か月の期間限定でしたが、社員からすれば仕事はあるということで給与に影響はないからホッとしていたが自分は違った。
すでに転職などに向けて、土日の時間にいろいろ行動に移していた。
転職エージェントや派遣会社でスキルアップ、勉強会、セミナー等など。
まあ三か月だしと思ってその時は別に気にしていなかったのですが、その直前にお世話になっている方に
「すみません会社の都合で3か月休みます。」
と伝えました。
こんな時期だし、わかってもらえると思っていた自分が甘かったですね。
「休む意味がわからない、全部参加するって言ったの君でしょ?」
いやいやいや、人の話聞いてます?
大震災で業界全体で動きが変わり休みが変わったのだから、自分都合で休むんじゃないんですけど。
「いやだから休みが変更とか関係ないから、いつか辞めるという会社にしがみつく理由は?、言ったよね、どうせ辞めるなら早いほうがいいって。」
さすがにこの時無知な自分は頭にカチンときてしまい
「いや大震災なんて誰が予想できますか?会社がこうするって言って平社員がどうこうできるわけないじゃないですか!!
自分都合でなら言われるのは仕方ないですが、会社が決めたことです。あなたがよく言う管理下にないことですよ。どう動けっていうんですか!」
「いや根本的なことの話をしている、その会社を選んだのは自分でしょ。自分の管理下にあったことだよね。そうやっていつも他人、環境、周りのせいにするクセをどうにかすることをまず変えようねとすっと提案していたよ。
大震災当日の時もそうだったけど、その前に転職して東京に来ていたら避けれた問題だよね。」
確かに言っていることはそうなんですけど…と苦虫を嚙み潰したような顔で受け答えをしたのを今でも覚えている。
最後に
「予測だけど君が3か月休んだとして、3か月後に復帰すると思えない。多分何かしら理由つけてこなくなるのが目に見えている。なぜ言い切れるかというと君はいつも言い訳から入るからだ。」
「事情、状況に対して、言い訳から入るのではなく、どうやったらできるか可能性から物事を考える癖を身に着けること、これが成長をする上で欠かせないことだ。」
「君はどうなりたくて僕のところに来たのか、もう一度考えてから僕のところにきて」
ものすごく考えさせられたところの去り際に
「あっ君がこなくなったとしても僕の人生に全く何も影響はないので僕はこのままもっとステージをあげるだけだから」
さらにカチンときましたねこの時は。
でこの当時は結局、悩んだけどこのままじゃ何も変わらないと思い、会社にて上司に退職することを伝えました。
退職を伝えた後に会社で上司がバックレるというひと悶着ありましたが。
退職して10年、現在の自分の状況を考えると今でもその判断が良かったのかはわかりません。
あのまま会社に入れば、悪くない人生はおくれたのだろうなとか思うこともあるけど、動くと決めた以上大事なのは決めた道を正解にしていくことのみに集中して日々励んでいます。
それとあくまで勢いだけで転職はしないでください。
たまに勢いだけで転職して後で後悔していた人もいたので。
僕自身は状況を変えるために転職をしましたが、転職をしなくてもいい人はむしろバックボーンがあるうちに行動したほうが良いので自分の置かれている状況を判断したうえで行動することをお勧めします。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
ではまた。