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SNS情報を信じすぎないために:若者が注意すべき5つのポイント

インターネットが普及し、一昔前ではPCでのみネット閲覧が可能だったが、今ではスマートフォン一つでなんでも情報を得る時代となりました。

情報を得ることが便利になった反面、リスクについてあまり考えていない無知な方々も同時に増加しています。
そして物心ついたときからネット、SNSに触れる機会がある世代は、ネットに書いてあることが真実と信じて疑わない方が一定数います。

1.明らかに怪しいSNSを信じて集まった若者たち

先月末に下記のようなニュースが流れてきました。

このニュースは有明の公園で行われていたデモに対し、参加したら報酬、足代で1万円で、参加したら7000円がもらえ、友達1人連れてきたら+5,000円とびっくりなDM、SNSが流れてきたとのこと。

「緊急募集、歩くだけで1万円」というタイトルで募集があり、そのSNSから数千人が集まりました。
ですが、足を運んだはいいが、デモのスタッフより、お金を払うという事実はございませんので払いませんというメガホンで通達をする。

通達を聞き、数人がスタッフに詰め寄ったが支払いはありませんでした。
なぜこういう時こそ主催者に直接行かないのが不思議です。

結果として、数千人のデモを行ったという事実だけが残りました。
仮にサクラを呼ぶにしても協力関係がないと普通は集まりません。

サクラとは=イベント主催者や販売店に雇われて客や行列の中に紛れ込み、特定の場面やイベント全体を盛り上げたり、商品の売れ行きが良い雰囲気を偽装したりする者を指す隠語。

主催者側も当然取材を受けたが、事実無根と訴えております。
支援者が勝手に集めた可能性は否定はしないという。
どこかの政治家といっしょですね。

責任の所在がはっきりしておらず、詐欺ではないかと思うがこの件に関しては支援者の一部の人間だけ本当に受け取っていた可能性はあります。
そこに悪意(本人にとっては善意)をもった人がもらったことをもらえるとSNSに意図して書いたように推測します。
そのため、参加したらもらえるというメッセージを流した本人としては嘘と断言できないという裏をついた投稿だと思います。

昔のチェーンメールみたいな明らかに怪しい内容、よく信じたものです。

傍からみて、普通に考えてありえないと思うがなぜ信じてしまうのか?
今の若者たちは考える、疑うという認識が足りていないのが現状だと思います。

2.皆がやっている、バンドワゴン効果

一昔前のインターネットを扱っていた世代は、今ほど便利ではなかったため、情報を得るにしても、疑って自身でエビデンスが取れる状態まで調べるほうが多かった。
今ではマッチングアプリと呼ばれているが、昔は出会い系サイトと呼ばれ、ネットの出会いなど危険だと言われていた時代もあるが、むしろ今ではそれが当たり前となっている。

もちろん改良を重ね健全に運営をしている会社が増えたからというのもあるが、それでも嘘はたくさんネット上にあります。

なぜ疑う、調べるということを特に若者たちがしなくなったのか?
それは「皆がやっているから」という『バンドワゴン効果』が働いているからです。

行動心理学の1つの効果で、多数がある選択肢を選択している現象が、その選択肢を選択する者をさらに増大させる効果のことをいいます。

https://keiei-shinri.or.jp/

子供のころ、周りの友達が持っているからと親におねだりしたことがありませんか?
皆が同じようにやっているから安心だと思ったことありませんか?
その心理状態を指します。
皆がやっていることが安全、安心と思ってしまうのが人間です。

日本人ほど学生時代の影響で皆がやっているからという集団心理を教え込まれる機会が多いため、特にその傾向が強いです。
SNSが発達したことにより同調してくれる方が不特定多数いるため、それが正解と思い込んでしまう。

皆がやっている、この行動一つで自分で考えるということを放置してしまうため、ニュースのような出来事が起きてしまうのです。

3.考えるということを手抜きしてしまう

考えればありえないでしょと思うことでも、本人からするといたってまじめに考えている方も一定数いらっしゃいます。
情報を楽に探せる時代となった代償に、情報について考えるということを放置しがちになっています。

情報過多な時代にわざわざ調べることに自分のリソースをかけるのもと思う気持ちはよくわかりますが、自分が考えなくても自分より頭のいい人が考えていると思いがちです。

その結果頭が切れる人たちによって、いいように操作されていることに気づかないのです。

4.楽したいが萬栄している

騙される根本的な問題で、人間誰しも楽して金儲けできないかと思うこと。
時間は有限ですので、どんな仕事でもどれだけ楽できるかを求めるものです。

ですが楽して儲かる仕事は残念ですがございません。
楽して儲かると近づいてくる人はあなたの財布の中身を奪う人です。

バイトも転職も副業も気軽にできる時代となったため、
昔以上に、若者たちは選択肢が多いため我慢をしなくなりました。
ネットの情報にしても、裏を取らずにすぐ安易にとびつき、発信者にいいように利用されるのです。
格言にて的を射ている言葉があります。

「数字は嘘をつかないが嘘つきは数字を使う」

マーク・トウェイン

まさに1万円という数字を使い嘘をつかれています。
また昨今闇バイトと呼ばれる、高額な金額に食いついた結果、個人情報を抜きとらえ家族を人質に取られ、泣く泣く犯罪に手を染めてしまったという事例もでてきました。
楽をしたいという気持ちと情弱だとあなたの人生をいいように利用されてしまうことを肝に銘じましょう。

5.注意すべき5つのポイントは

今後ネットの情報に左右されないためにできることを5つご紹介します。

①情報源を確認する
 
SNSで目にする情報の信憑性を判断するために、必ずその情報がどこから発信されているかを確認しましょう。
公式のニュースメディアや専門家による発信であるかどうかをチェックすることが重要です。個人の意見や噂に基づいた情報は誤解を招くことが多いです。
見たことも会ったこともない人の情報を鵜呑みにしてはいけません。

②感情的な反応を控える

センセーショナルな内容や過激な主張に対して感情的に反応しないようにしましょう。
感情を煽るような投稿は、クリックを促すために意図的に作られていることがあります。
冷静に内容を検討する姿勢が大切です。

③複数の情報源でクロスチェックする

ひとつの情報にすぐに飛びつかず、同じニュースやトピックについて複数の信頼できる情報源を参照しましょう。
異なる観点からの情報を比較することで、事実に基づいた理解を深めることができます。
私は調べる際は5個~10個くらい情報を集めたうえで判断するようにしています。

④フィルターバブルに気をつける

SNSのアルゴリズムは、ユーザーの好みに基づいて情報を選別します。
そのため、自分が見たい情報や考えに合ったものばかりが表示されがちです。
意識的に異なる意見や視点に触れることで、偏った認識を避けることができます。

⑤フェイクニュースの特徴を理解する

フェイクニュースは、誇張された見出しや矛盾する内容が多く、確認が取れない情報を広めようとします。
専門機関やファクトチェックのウェブサイトを利用し、疑わしい情報を精査する習慣を持ちましょう。

これらのポイントを意識することで、SNS上の情報に流されず、冷静に事実を見極めるスキルが身につきます。

以上、あなたの身を守るためにも情弱ではなく情強な人間を目指しましょう。

最後まで読んでくださりありがとうございました。
執筆の励みになりますので、フォロー、スキ、コメントよろしくお願いいたします。
ではまた。

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