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車いすテニスで祝生涯グランドスラム&ゴールデンスラム達成、国枝慎吾さん


いつも読んでくださる方々、フォロー、スキしてくださる方々ありがとうございます。

夜中にニュースが速報で飛んできたので読んでみると、なんと車いすテニスの国枝慎吾さんが”生涯グランドスラム”と”ゴールデンスラム”を達成いたしました。


1.生涯グランドスラムとは


テニスの大会には世界4大大会と呼ばれる
・全豪オープン
・全仏オープン
・全米オープン
・ウィンブルドン

と4つの大会が毎年あります。

この大会は、通常のテニスも車いすテニスも関係なく大会があります。
その4つの大会ですべて優勝した人だけが得られる称号が『生涯グランドスラム』なのです。
また1年でグランドスラムを達成すると『年間グランドスラム』と呼ばれこちらも偉業の一つです。

2.生涯ゴールデンスラムとは

上記のグランドスラムに加え、4年に一度の祭典であるオリンピックとパラリンピック。
そのオリンピック、パラリンピックでも優勝経験がある方のみ得られる称号が『生涯ゴールデンスラム』を今回のウィンブルドン大会で優勝をしたことで国枝さんは手に入れることができました。

生涯グランドスラムよりも難しい理由は、オリンピック、パラリンピックとともに4年に1度しかないので、現役であるうちにそもそも出られるかどうかもあるので、成し遂げることが困難なのです。

3.車いすテニスとは

テニスは世界中で行っているスポーツなので有名ですが、車いすテニスをご存じの方はまだまだ少ないと思います。
車いすテニスとは、文字通り車いすに乗りながらテニスをすることです。
ルールとしては、2バウンドで返球をすること以外はテニスのルールと全く同じです。

自分は昔会社の地域交流の関係で車いすテニスを経験したことがありますが、とにかく動くことが大変です。
通常のテニスなら動きとして
・相手からボールがくる
・軌道に合わせ動き構える
・ボールの回転に合わせ打ち返す
と基本動くときは経験と読みと反射で足が動き反応しますが

車いすテニスの場合だと
・相手からボールがくる
・移動も腕を使い車輪を回す
・ラケットを構える
・ボールの回転に合わせ打ち返す
と常に移動でも腕を使うので慣れないうちは落下地点に行くのがやっとで、そこからラケットを構え打ち返す。

しかも足が使えないので、腰の捻りを加えて打つことも難しいのです。
皆さんも試しに足を動かさずにボールを打ち返す動作をしてみていただくと如何に足腰の捻りが大事かとわかるかと思います。

慣れてくると腰を使って捻りを加えることができますが、それ以前に腕がパンパンになり、車いすを動かすのさえ大変なスポーツなのです。

車いす自体は病院とかで見かけるようなタイプではなく、スポーツ用に改良されているので多少漕ぐ負担は軽くなりますがそれでも、頭でわかっていてもまず手で漕ぐことが必要で、ボールの軌道を常に動き回る必要があるのです。

4.車いすテニス界のレジェンド国枝慎吾さん

見事ダブル達成を果たした国枝慎吾さんの肩書はプロ車いすテニスプレイヤー。
日本人で世界ランク1位という実績の持ち主です。
9歳の時に脊髄腫瘍を発病し車いす生活を送ることになりました、その後車いすテニスと出会い、2004年アテネオリンピックにて初の金メダルを獲得。
2007年には車いすテニス男子シングルスで年間グランドスラムを達成をしたことがあります。
先の東京オリンピックでもシングルスで金メダルを獲得しています。

さいごに


速報で今回のニュースを知りましたが、偉業を成し遂げているのだからもっと世間に認識されてほしいところ。
障害など関係なく素晴らしい偉業を成し遂げた国枝さんを私は賞賛いたします。
自分もまだまだ頑張れると思うので見習って日々精進していきます。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
ではまた。




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