マーケター森岡毅氏とは何者か?動画・番組情報まとめ
マーケターとして最も尊敬している人物は誰か?と聞かれたら、私は森岡毅さんを挙げます。森岡さん関連のコンテンツを読み漁り、ニュースになればすぐメールで通知されるようにしているくらい情報を追っているのですが、それらの情報をまとめてみようと考えました。
ただ、膨大な量になるため、まずはとっつきやすい動画情報のみに絞ってまとめます(書籍やWebサイトは別記事にて)。森岡毅さんの事をもっと知りたいという方の参考になれば幸いです。
日曜日の初耳学 インタビュアー林修
マーケターの中では有名人の森岡氏ですが、マーケター以外の方にも広く知られるようになったのはこの番組ではないでしょうか。これまでの実績等が分かりやすくまとまっており、最初に森岡氏について知るにはもってこいのだと思います。
この人の話を聞け!最強の戦略家!森岡毅
森岡さんの実績といえばなんといってもUSJのV字回復ですが、その戦略について解説されています。そして「最強の戦略家」として、娘の運動会で「どうやれば圧倒的に勝てるか」を追求し大人げない勝ち方をしてしまう、お茶目な一面もあります。奥様に言われた「コミュニティーに資本主義を持ち込むな」は名言ですね。その他にも「山しかないじゃなく山がある」「弱みが強みにる事はない」「本能にぶっ刺されば当たる」等、印象に残る言葉を残されています。
現代最強のマーケター・森岡毅の熱血授業 第1弾★林先生が『これ以上のものが今のテレビ界にあるのか』と最大級の賛辞
様々なゲストのキャリア戦略について、マーケターとしてアドバイスされています。「なりたい自分となれる自分が一致しない」という悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。私にとってのなりたい自分は森岡毅氏に他ならないのですが、それは到底無理な話です。では、どうすれば良いかというと、自分の特徴で勝負するしかない。私が持っているIT・DX関連の知識とマーケティングノウハウを組み合わせようと考えました。そして、私ができるのはUSJや丸亀製麺のような有名企業の支援ではなく、潤沢な資金がない中小企業への支援です。このように、自分のキャリア戦略を整理するヒントとなるでしょう。
大好評!続編!現代最強のマーケター・森岡毅の熱血授業★森岡毅流「自分を売り込む最高の極意」を公開‼︎
就活において、自分を売り込むための方法を「WHO」「WHAT」「HOW」のフレームワークを使って解説しています。またキャリアにおける失敗経験について「短期的には失敗だったとしても、成功するまで諦めなければ失敗ではなくなる」「正しいかどうかは他人が決めることじゃない」と、沖縄でのテーマパーク開発における挫折経験を振り返って語っています。
現代最強のマーケター・森岡毅が語る2023年の『勝ち筋』▼成人の日を前に「若者の悩み」にこたえる特別編
「他人が決めた道では、失敗した時に人のせいにしてしまう。人生は自己責任で決める」と、若者への厳しくも愛情のある言葉を送っています。後半では日本経済復活のヒントとして、ディズニーランドの収益モデルを全世界へ展開する戦略を語っており、これがまた非常にワクワクする内容で必見です。
「ザ・リーダー」刀 森岡 毅 社長
USJを映画のテーマパークから脱却させようという提案をした際に、社内から猛反発を受けることになります。普通の人なら「自分が間違っているのではないか」と考えてしまいそうですが、森岡さんは「数学は冷徹のメス。宇宙の言語であり、100年後も正しい」と全く怯みませんでした。そして「最も確率が高い道筋を決断できるか」がリーダーシップの重要なポイントではないかと語ります。最後にリーダーとは「人を本気にさせる力」を持つ人の事だという言葉で締めくくられています。
実戦マーケティング・ブートキャンプ
森岡氏が率いるマーケター集団「刀」による「マーケティング・ブートキャンプ」の内容の一部がなんと無料で公開されています。理論 ではなく実戦に重きを置いた講義で、実際のビジネスに「刀のマーケティングメソッド」を活用している様子を見る事ができます。NewsPicksのプレミアム会員になれば全編無料で見ることが可能、私はこれだけのために会員になりました。
【実戦】森岡毅率いるチーム刀が直伝。最強マーケター育成ブートキャンプ(葬儀ビジネス編)
マーケティングフレームワーク「WHO」「WHAT」「HOW」を解説しています。「WHAT」を導き出す鍵はインサイトであり、そこから「消費者が欲しくてたまらないWHATに昇華させる」事が重要。洗剤や葬儀ビジネスをだお題に、インサイトからWHATを導き出した例が紹介されています。
「整骨院事業」の本当の顧客とは?WHOとWHATを見極めよ(最強マーケター育成ブートキャンプ)
この回では「WHO」の設定について詳しく解説しています。ターゲットを分類する切り口として「デモグラフィック(人工動態要素)」「ジオグラフィック(地理的要素)」「サイコグラフィック(心理的要素)」等がありますが、心理的要素でターゲット像を捉える事でインサイトを深堀りでき、そこから強い「WHAT」が導き出せるとの事です。
「市場構造」を見抜き、「フィットネス事業」の競合を見極めよ(最強マーケター育成ブートキャンプ)
消費者にとって意味のない差を作ってしまう、もっと広げられるはずのプレファレンス(自社ブランドに対する相対的な好感度)を狭めてしまう事を、「差別化の罠」と表現しています。デモグラフィックでのセグメンテーションではなく、ニーズによるセグメンテーションこそが、本質的な考えに至るポイントであると解説されています。「差別化の目的は差をつけるのではなく、プレファレンスの最大化である」というのがポイントです。
NewsPicks オリジナル動画
先述のマーケティング・ブートキャンプもNewsPicksのコンテンツなのですが、その他にも森岡さん関連の動画の一部が公開されています。全編を見るのは有料会員登録が必要です。
【森岡毅】丸亀製麺を復活させた、刀の実戦マーケティング戦略
刀創業の頃からこれまでの刀を語る内容。死ぬ時にお金があっても持っていけない、残したいものは「事業」と「思想」だという言葉から、本気で日本を良くしていきたいという気持ちが伝わります。「マーケティングは1人ではできない、変革したいのならばチームが必要」という事を痛感し、マーケティングプロフェッショナル集団の刀を立ち上げる事となりました。
【森岡毅】沖縄テーマパークの「勝算」。刀が描く日本の未来戦略
刀へ仕事を依頼するとなると、多額のコンサルティング費用が必要となります。しかし、本当は街の花屋さん、ケーキ屋さんといった小さな店でもマーケティングを活用できるような世の中にしたいと語ります。手軽に刀のマーケティングメソッドを使えるようなプロダクトを構想中とのことで、非常に楽しみです。沖縄のテーマパーク構想については、「どれだけ高い壁でも、階段さえ作れば登れる」と、自信が伺えます。
【森岡毅】カギは知財。日本のクリエイティブは世界でもっと稼げる / 「刀」がIPOを目指す理由
なぜIPOを目指すのか、それは「刀」というシステムを永続させるために、刀を公器にするためにという想いからです。決して私欲ではなく、公の利益を最大化するためという強い意志が感じられます。
HORIE ONE 森岡毅×堀江貴文
あの堀江貴文さんとの対談が、堀江さんのYouTubeチャンネルで公開されています。同い年である堀江氏と森岡氏が、日本の観光産業の可能性、沖縄のポテンシャルについて議論されています。(こちらもNewsPicksコンテンツ)
USJを再建させた森岡毅と語る「沖縄はハワイに勝てるのか?」【森岡毅×堀江貴文】
沖縄にはハワイ以上のポテンシャルがある!課題は◯◯◯◯戦略【森岡毅×堀江貴文】
2025年沖縄に開業を目指す新テーマパーク計画とは!?観光地としての弱点とその打開策【森岡毅×堀江貴文】
文脈が価値を決める!森岡流、観光マーケティング戦略とは【森岡毅×堀江貴文】
カンブリア宮殿 刀 CEO 森岡 毅
私が一番好きなテレビ番組「カンブリア宮殿」にも出演されています。本編を見るには「テレ東BIZ」への加入が必要です。「数字に熱を込めろ!」は痺れますね、大好きな言葉です。
プロフェッショナル 仕事の流儀 マーケター 森岡毅の仕事 ナニワの軍師、再起のテーマパーク
あのハリー・ポッターエリアの開発に密着した壮絶なドキュメンタリー。若き日の森岡さんの奮闘ぶりが感動モノです。プロフェッショナルには技術と情熱が必要と語る森岡さん、リアルなUSJの現場が垣間見れる貴重な動画となっています。これを見たせいで、ハリー・ポッターエリアに行くと、映画の世界観に浸るよりも、森岡さんの苦労が思い起こされて感動に浸ってしまいます。
私が森岡毅氏を尊敬する理由
私は大阪に住んでおり、USJの復活ぶりを肌で感じる事ができました。海外からも多くの観光客を呼び寄せ、関西に莫大な経済効果をもたらした事について、同じ関西人として尊敬せざるを得ません。また、その後も「結果を出し続けている」事に感服しています。
森岡さんは決して日本や人の可能性について悲観することなく、日本はもっと、人はもっと成長できるという事を信じていて、ポジティブに結果を出す方法を考えてらっしゃる所も好きなポイントです。知識や経験が増えると、○○は駄目だという言葉が増えがちですが、決してそのような事がありません。
森岡氏率いる「刀」のミッションは
「マーケティングとエンターテイメントで日本を元気に!」
ですが、刀に影響を受けながら私が人生のミッションとして掲げたのが
「マーケティングとITで日本を元気に!」
です。私は個人事業主なのでできる事は限られますが、「刀」が支援することが難しい中小企業に寄り添いながら、少しでも日本を元気にしていきたいと考えています。
今後も森岡毅氏の情報がアップデートされ次第、随時記事も更新をしていこうと思います。