なにもってんの?

自分から出た言葉に、それ自分の言葉か?と、最近思う。

何かに出会ったとき、何かを見たとき、何かを言われたときの私の反応は脊椎反射みたいなもので、何も考えていない。
過去の経験とか、そのときの気分とか(お腹の減り具合とか)、刷り込まれた何かとか、その日にあったこととか、そんなようなものから反射的に言葉を選んで(きっと選んですらない、その場にあるものをつかみ取るようにして)相手やその事象に投げつける。
投げつけたそのときは、投げつけたというすこしすっとした気分だけが残る。でも、それって、その投げつけたものって私のものか?私の思考か?それ、どこから持ってきた?ていうか、それ、なに?

不機嫌、固定観念、変な羨み、過去の不満、不安定さからくる不安定、お腹減った、昔こう言われて嫌だったからこういう人みんな嫌い、

投げつけてそのままにしていると、そのなにかは私の手に深く沁みついてとれなくなる。離れなくなる。べっとり、じっとり、

できるのなら、つかみ取るその前に、なぜそう思うのか、なにが嫌なのか、自分に問いかけて言葉にして、自分のことを理解するチャンスにしてしまお。私の反応なんてしょせんそんなもんなんだから。気長に自分のこと、もののついでに分析していこう。

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