『褒める』と『叱る』結局どっちが良いの?
タイトル見て、どうせ『褒める』が良いに決まってるんでしょ?
ってチラッと思われた方、そんな方はぜひ最後までこの記事を読んでみてください!
コミュニケーション講座や研修の時に、
職場で部下を持つ立場の方なんかからよく聞かれるんですけど
『やっぱり、部下は“褒めて”育てるのが良いんですよね』
って仰られる方が結構みえるんですよ。
結局、『褒める』と『叱る』どっちがいいんでしょう?
<Point>
これ、結論から言うと、『褒める』も『叱る』も、どっちでも良いです!
どちらも使って大丈夫です!
ただし、前提として、相手のことを普段からちゃんと承認して(認めて)あげていることが必要です。
承認がてきているっていうのは、相手のことを“ちゃんと見ているよ”というのが相手に伝わっているってことです。
<Reason>
どうして承認(ちゃんとあなたのことを見ているよっていうの)が必要なのか?
もちろん、”ちゃんと見ている”っていうのは、じ〜っと相手のことを観察しているという意味ではないです。
部下が大変なときや頑張っている様子なども含めて普段の様子をちゃんと知っていてあげるということです。
この承認がちゃんとできていると、部下との信頼関係がしっかり築けます。
その状態なら『褒める』も『叱る』も、相手にちゃんと届くんです。
<Example>
例えば、自分が必死に頑張って仕事で成果をあげたとき、普段ほとんど自分のことを見てくれていない上司から
「よくやったな!お前ならやれると思ってたぞ!」
なんて言われても、多少は嬉しいかもしれませんが、
心の中では
「いや、あなた私のこと全然見てなかったでしょ」
って思いませんか?
じゃあ、一生懸命最大限努力して取り組んだ仕事を結果的に失敗してしまったとき、同じくほとんど自分のことを見てくれていない上司から
「お前、何やってるんだ!このプロジェクトがどれだけ大事か、ちゃんとわかってるのか?」
なんて言われたら、
きっと心の中で
「私なりに精一杯やったけれど、この上司には何も伝わらないんだ」
って、思ってしまったりしませんか?
逆に、普段から自分のことをしっかり見ていてくれて、例えば仕事が大変な時なんかに
「大丈夫か?無理しすぎるなよ。」
なんて声をかけてもらっている上司から、
頑張った仕事がうまくいったときに
「よくやったな!お前ならやれると思ってたぞ!」
って声をかけられたら、ものすごく嬉しくないですか?
上司にしっかり認めてもらえたって思えて、さらに上司への信頼が高まりませんか?
じゃあ、もし精一杯取り組んだ仕事でミスをしてしまったときに、その上司から
「どうしてこんなミスをしてしまったんだ!お前らしくないじゃないか。」
って言われたらどうでしょう?
ミスをして辛いなって気持ちはもちろんあるかもしれませんが、
「次は絶対にこんなミスはしたくない。この上司にこんな言葉言わせたくない。」
私だったら、そんなふうに思います。
そして、次こそはと思って、前向きに取り組んでいくと思います。
<Point>
今日の結論です。
『褒める』と『叱る』どっちが良いのか?
答えは『どちらも良い』です!
ただし、『承認』がしっかりとできていればです!
承認ができていなければ、『褒める』も『叱る』もどちらも相手にはしっかりと届きません。
もうここまでお読みいただいてお分かりかと思いますが、普段からの”承認”をしっかりとしながら信頼関係を築いていくのが一番大切です。
承認は、“信頼関係”を築くための最強の手段です。
じゃあ、承認って、具体的に部下とどんなコミュニケーションをしていけば良いの?って方もいらっしゃるかもしれませんが、この”いからずnote”や”いからずチャンネル”では、日常で使える承認のテクニックやイライラの上手なコントロール『アンガーマネジメント』の方法をどんどんお伝えしていますので、ぜひフォロー&チャンネル登録していただいて、一緒に学んでいってください!
では、また!