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子育ての"イライラする"を軽減!!『言うこと聞かない子ども』への適切な対応!
こんにちは、心理学コミュニケーション講師の『いからず』です。
子育てをしていて「子どもが言うことを聞いてくれない」と感じることって、少なからずあるんじゃないでしょうか。
特に、大切なシーン、急いでいるときなどに子どもが言うことを聞いてくれないと、どうしても親としてはイラッとしてしまいますよね。
そして、「どう子育てしていったら良いんだろう?」「なにが間違っているのかな」と悩んでしまったりすることもあるかと思います。
今日は、「言うことを聞いてくれない子ども」への適切な対応についてお話しします。この記事をお読みいただくと、親が「子どもが言うことを聞いてくれない」と感じている場合に、どのように子育てをしていくのが正解かがわかります。
<結論は"承認(認める)"だけど・・・>
この記事をお読みくださっている方の中には、そのためにどんな方法があるか調べたり、子育てや心理学の本を読んだりして『承認(認める)』が大切だってところまで行き着いた方もいるかもしれません。
そうなんです。
結論から言うと、『承認(認める)』をしっかりとしていってあげれば良いんです。承認とは、子どもの言うこに親がすべて合わせてあげるということではありません。よく心理学コミュニケーション講座でお伝えするのは、
子どもの心の中で
「僕のこと、お父さんお母さんはちゃんと見てくれている」
と感じる状態
を作ることをいいます。
「え?そんなの知ってるよ!子どものこと精一杯見てるけど、それでも子どもは言うことを聞いてくれないんです!」と感じた方もいるかもしれません。
でも、知ってますか?承認には2種類あるんです。
それは、「自己承認」と「他者承認」といいます。
自己承認とは、自分で、自分自身のことを認めてあげること。自己承認ができる子は、自分に自信を持って、明るく元気に成長していくことができます。
一方で自己承認ができない子は、もし周囲が「きみすごいね!」「こんなことできるんだね!」などの他者承認(他人が認める)の言葉をかけてくれても、それを素直に受け取れず「いや、全然すごくないし」「どうせ本当は思ってもいないくせに」「どうせ僕なんて」と卑屈にとらえてしまったりします。
実は、「言うことを聞かない」原因の1つは、この自己承認がうまくできない状態になっているんです。そして、この自己承認をうまく機能させてあげるためには、他者承認が必要になってきます。
そして他者承認ができている状態というのが、先ほどの、
子どもの心の中で
「僕のこと、お父さんお母さんはちゃんと見てくれている」
と感じる状態
なんです。
<他者承認は"黄金水">
ここで、1つイメージをしてみてください!
人には心の中に、”承認”を溜めるための目に見えない”承認のバケツ”を持っています。
この"承認のバケツ"は他人からの承認という"黄金水"を溜めていくことで満たされていきます。
黄金水="他人からの承認"
承認のバケツ="黄金水を溜めるためのもの"
じゃあ、この"承認のバケツ"が空っぽだとどうなるか。その人は”承認のバケツ”を「何でもいいから満たしてほしい」という他人への欲求が生じます。「黄金水じゃなくてもいい、泥水でもいいから入れて!」と行動を起こすようになります。
これは、子どもたちであれば"非行"であり、学校や家でも"問題行動"となって現れてきます。その根底にあるのは、「私のことを見て!」という注目されたいという思いです。これは、"承認のバケツ"が空っぽなのが不安だからです。
<"心のバケツ"に"黄金水"を!>
じゃあ、どうしたら良いか。他人がこの"承認のバケツ"に"黄金水"を入れてあげれば良いんです。他人が"承認"という"黄金水"で、その人の"承認のバケツ"を満たすことができたとき初めて、その人は自分への承認(自己承認)ができるようになります。
でも、やっかいなことに、その"承認のバケツ"は目には見えません。だから今どのくらいの"黄金水"が溜まっているのかも確認することができません。そのため、どんなにたくさんその人を承認して、バケツに多くの黄金水を入れて、「こんなに承認しているのに、変わらないじゃないか」と言ってみても、まだバケツを満たし切れていなかったりもします。
しかも、人によっては、バケツの底に穴が開いていて、「よく頑張ってるね!」「すごいじゃないか!」「それで良いんだよ」と、どんなに承認の黄金水を注いでも、次々とバケツのそこからこぼれ落ちて、なかなか溜まらない人もいるかもしれません。
でも、その人が自分のことを認めてあげられる自分になるためには、やっぱり他人が承認し続けて黄金水をバケツに注ぎ続けてあげるしかありません。できることなら、その人の周囲の人たちも一緒になって黄金水を注いであげられると良いです。その人のバケツが黄金水で満たされるまでは、きっと「明るく」「元気で」「自分に自信のある」状態にはならないでしょうが、いつかバケツを満たすことができたら、その人は必ず変わります。
<信じて"黄金水"を注ぎ続ける>
もし、あなたが自分の子どもを見ていて、「バケツに黄金水が溜まりきっていない」と感じるようなら、"承認"の"黄金水"を注ぎ続けてあげてください。時間はかかるかもしれないですが、子どもが変わることができるとしたら、子ども自身の力だけではなく親の"承認"が絶対に必要です。今は「言うことを聞かない」と感じることがあっても、"黄金水"を注ぎ続けていくうちに、必ず親の言葉をしっかりと受け止めて、子どもが「明るく」「元気で」「自信を持って」成長していきます!
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