こだわりとは|烏賊旅番外編
「#私のこだわり旅」
最初にnoteにログインした時に真っ先に目についたタグであった。
「ほう、旅のこだわり。」
腕を組み、少しばかり考えてみる。
…ぱっと思いつかない。
細かく考えれば
・ホテルの部屋の条件
・立てたスケジュールはできるだけ正確に
・おいしいご飯を食べたい
などアレがいい、コレがいい、は出てくるのだが
結構適当な部分も多く、
改めて「こだわりは?」と聞かれるとむずかしい…。
あえて言うなら
歩くこと。
烏賊は車を持たないため、移動はもっぱら自転車か電車、
そして己の足である。
海外旅行でもひたすら歩く機会が多かったため
いつの頃からか''歩くこと''が好きになった。
最近のお出かけでは、起点とゴールを決めて
てくてく歩くことが大好きである。
最近だと
・品川駅~大森駅
・蒲田~羽田空港
・旧古川邸~巣鴨駅
・東京ビックサイト~お台場
など。
時間に隙があれば、とりあえず歩くようになった。
また友人に憧れ、昨年ご朱印帳を手に入れたため、
歩きたい、巡りたい欲求はより強いものになった。
ただ今回語るには、もう一つ烏賊的要素が欲しい…。
うーんと悩み、改めて募集要項の記事を見つめ、
そこに救いがあった。
「・お気に入りの旅先や、何度も行っている好きな場所」
ある!
そう、烏賊の大好きな邦画。
現在スピンオフ映画が放映されている
『踊る大捜査線』映画2に出てくるあの場所!
あの有名なセリフ、あの場所!
近未来を感じさせる人工島をつなぐ、あの橋!
そう
レインボーブリッジ散歩
大大大好きな散歩ルートである。
踊る大捜査線が大好きで、
舞台になったお台場は
デジタルが発達した遊び場や
モノレールが通っていたイメージから
烏賊にとって近未来的エリア、つまりSF都市であったのだ。
そんな都市と東京とを結ぶレインボーブリッジは、
愛すべき作品をすぐに感じられ、
異世界に行く入り口であったのだ。
そんなレインボーブリッジには「遊歩道」がある。
はじめて知ったのは偶然見ていたジョギング番組だった。
てっきり車しか通れないと思い込んでいたため、
大好きな映画の、大好きなシンボルを実際に歩けると知った烏賊は、
早速歩きに出かけた。
簡単に言えば「聖地巡り」である。
番組で取り上げられていた道、
・田町駅~レインボーブリッジ~お台場
を歩く。
田町駅を降りれば、目的地であるレインボーブリッジを
見えるので、それを目印に歩いていけばいいし、
駅から橋まで繋がった「なぎさどおり」に沿って
ひたすら歩いていけば簡単に辿り着ける。
興味がある方にはおすすめしたい比較的簡単なルートである。
さて、田町駅からの風景はシンプルだ。
まずは田町駅近くは飲食店やビジネスビルが敷き詰められて賑わっているが、
なぎさ橋を渡れば一気に静かなエリアに突入する。
背の高いマンションが建ち、
会社ごとでビルや工場、倉庫が建てられている広い敷地が並んでいるのだ。
レインボーブリッジに近づくにつれ
トラックがよく走り始めるため、また少し賑やかになる。
約40分ほど歩くだけで、レインボーブリッジの
遊歩道入り口に到着する。
橋の下の様子を船以外で見れるのは、
高架下にある広場だけだろう。
なかなか見ることが出来ない景色をじっくり堪能した後、
ゆりかもめや大型トラック、車が勢いよく走行して
吹き抜く風や轟音を感じつつ、遊歩道を歩いていく。
『踊る大捜査線』のサントラを聴きながら
歩くのが、より臨場感が増すのでオススメである。
レインボーブリッジの全長は798メートル。
なかなか長い道を、テレビ局のドーム付きビルや、
ホテルの優雅な建物が建つお台場の人工島が
近づく様を感じながら渡るのだ。
レインボーブリッジを歩ききれば、
お台場までは数十分。
ビーナスポートの何かの店に入り小腹を満たしてから
ウィンドーショッピングをし、帰路へ。
これが烏賊の
こだわりレインボーブリッジ散歩
である。
田町駅以外のルートでは
・浜松町駅~レインボーブリッジ~お台場
も歩いたことがある。
これはゆりかもめの下を歩ける。
他には、
・東京タワー~レインボーブリッジ~品川駅
も歩いたことがあるが、この時はレインボーブリッジは歩けなかったので
烏賊的にはノットカウントレインボーである。
同じ道筋で、今度はきちんとレインボーブリッジを渡りたい。(強い意志
いつか
・品川駅~レインボーブリッジ
・お台場~レインボーブリッジ~田町駅
を歩いてみたいなと思っている。
しかし最近はバタバタしていて、
また新しい場所の開拓で
レインボーブリッジには歩いていけていない。
だがストレスが溜まった時、
ふと思い出すのだ。
田町駅の街並み、海の輝き、
レインボーブリッジの骨組み、風の冷たさ、太陽の日差し…。
烏賊にとってレインボーブリッジは
大好きな作品のシンボルで、
憧れの場所の入り口で、
ヒーローを思い出させてくれる
大切な橋である。
心の支えと言っていいのかもしれない。
その支えを歩く、
原点回帰であり、元気付けられる大切な時間。
記事を書いていたら歩きたくなってきた。
できれば今年中に改めて足を運びたいものである。
2024年11月10日 公開
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