コミュニケーション部という名前に込めた思い
こんにちは。ヌーラボのコミュニケーション部の坂本です。ヌーラボブログリレー2023 for Biz Advent Calendarの23日目を担当します。今年を振り返ると一番のハイライトは、やはり真夏の新部署設立と異動でした。その新設部署、コミュニケーション部の名前に込めた思いをブログにまとめました。
最初に断っておきますが、やや長めです。土曜日ということで、コーヒーでも飲みながらお読みください(平謝り)。
おかえりなさい、自分
6月中旬、代表の橋本より新設部署にて社内外向けの広報を担ってほしいという打診をいただきました。急だったのでびっくりしましたが、実は内心自分に「おかえりなさい」と言った瞬間でもありました。
ヌーラボ入社後1年と8か月ほど、国内のマーケティングの業務の責任者を担ってきましたが、それ以前の自分の職歴は主に広報で積み上げたもの。特に社内を巻き込むコミュニケーションがずっと自分のキャリアのベースとなっています。
昨年の10月に管理部門から機能移管してきた広報も加わり、嬉しいと同時に当時のマーケティング部には同じ部署にオンライン広告を担うデジタルマーケからセールスや顧客対応を行うチームまで、混在をしている状況。業務シナジーを生み出せているか、スピード感を持った取り組みを推進できているのか、本当に自分のバリューを発揮できているのか課題感を感じていました。
そんなこんなで、特に社内向けの広報活動を強くしたいという期待値と共にこの打診をいただいた時、新しい挑戦ではありながら「ホームグラウンド」に帰ってきた、そんな気持ちでいました。ただいま、そしておかえりなさい、自分。
部署の名前決めでこだわったこと
新しい部署の立ち上げ準備段階で、部署名を「広報部」が良いのではないかというご意見もいただきましたが、実は私の中では想定している業務を鑑み、選択肢は一つ、コミュニケーション部でした。
その理由の一つが、時を同じくして、日本広報学会から発表された「広報」の定義でした。
この定義を読んで、改めて会社やサービスに関する情報の発信はもちろんですが、「双方向のコミュニケーション」によって、ヌーラボの社員であるヌーラバー、様々な企業・組織の方々、ユーザーであるお客様との関係性を築いていく役割には、対話、協業、連携など、広めの解釈が可能な名前が良いと強く思いました。
ふたつ目の理由は、私自身が以前勤務したグローバル企業2社でも「コミュニケーション」が一貫していた呼称であったこと。国内に拠点のある外資系企業でも一般的な名前です。『「このチームで一緒に仕事できてよかった」を世界中に生み出していく』をブランドメッセージに掲げるヌーラボには、グローバルを視野にいれた名前を、ということで、やや押し出し技で通させていただきました。
名前から広がる可能性
そんな経緯でスタートしたヌーラボのコミュニケーション部、当初は2人でしたが、10月に新メンバーが加わり、活動の幅を広げています。業務領域は社内コミュニケーション、社外コミュニケーション(PR・メディア対応)、ソートリーダーシップの形成です。
まずは社内コミュニケーションから
従業員のエンゲージメントに関わる取組みは、まずは現状把握の調査・ヒアリングを行い、結果や課題は、改善のための施策や取り組みと共に全従業員に公開しています。
特にコロナ以降開催ができていなかったオフラインの従業員イベントの企画運営、デジタルチームブックの公開などの相互理解を促進する取り組みは、10月に入社したカトレーナのポジティブな姿勢と強力な推進力で社員をどんどん巻き込んでいます。
全国21都道府県、フルリモートで働くヌーラボの従業員が、思いや目標を共にする仲間とつながることで、成長する楽しさを実感できるような環境、仕組みづくりを着実に進めていきたいと思います。
コミュニケーション部に相談したい
社内の取り組みを加速させると共に、ヌーラボとヌーラボサービスの「ファンを増やす」をコミュニケーション部の暫定的な目標に掲げたことで、思いもよらぬ相談やお声がけをいただく変化がありました。
『フィードバック大全』を一緒に読む読書会しませんか?
イベントを外部の方と企画しているが、ヌーラボとして協力できたりしますか?
チームのオフラインギャザリングをするんだけど、ファシリテーションお願いできたり?
業務ツールの運用についての検討を一緒にしてほしい。
いずれも、「広報」や「PR」といった名前からは連想しづらいものばかり。こうしたお声がけをいただくたびに、心の中でガッツポーズをしている自分がいます。様々なステークホルダーとの相互コミュニケーションを通じた好ましい関係づくりをする経営機能としてのアプローチを、この名前が広げてくれていると実感しています。
仕掛ける社外コミュニケーション
もちろん、メディアを通じた情報発信の手を緩めているわけではありません。会社やサービスの認知拡大につながるように、影響力のある大手紙やテレビ向けの企画提案等、ネタから仕掛けるアプローチを行い、成果が出始めています。いくつかご紹介します。(有料記事のご紹介ですみません)
福岡市が「エンジニアビザ」制度を開始するにあたり、数年前から同制度の必要性をアピールしてきた立場としての代表の喜びのコメントを提案、取材・記事に盛り込んでいただきました。
朝日新聞には、テレワークを継続しながらも、社員同士のコミュニケーションを活性化するための取り組みを紹介していただきました。実は上記ふたつとも、自社からプレスリリースの発信はしておらず、PR担当アンヂェラに、仕掛けていただいた結果です。(感謝感謝)
おわりに:私たちの行動指針、バリュー
最後に、最近チームとして決めた行動指針・バリューを紹介させてください。まさに、部の設立当初にこだわった広義の広報組織、「コミュニケーション」を具現化したものになっています。
応援する(Boost):ステークホルダーの可能性を全力で後押し
巻き込む(Engage):遠くに行きたければ、一緒にの精神で
つなぐ(Connect):人、コミュニティのつながりから価値を生む
届ける(Deliver):認知を超えた価値も一緒に
3人の小さなチームですが、可能性は無限大。このバリューを日々の業務を通じて実践していきたいと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました!!!
おまけ
ヌーラボでは、一緒に働く仲間を募集しています!国内在住であればどこからでも勤務可能です。ぜひ一度募集中の求人を覗いてみてくださいね。
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