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Vol138 本当に住みやすい?日本人の永住者が多い国はどこ?

海外への移住を検討する人は少なくありません。そこで、実際に永住をしている人の数を確認することで、その国の住みやすさを判断する一つの基準になるのではないでしょうか。

こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの17年間の活動、2500組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
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1⃣ 在留邦人総数

 

2023年海外在留邦人数調査統計(外務省領事局政策課)によると、2023年10月1日現在の推計で、わが国の領土外に在留する邦人の総数は、129万3,565人になります。
これは、前年より1万4,950人(1.1%)の減少となりました。
なお、在留邦人のうち「長期滞在者」は、71万8,838人(同3万2,643人(4.3%)の減少)で在留邦人全体の55.6%を占め、「永住者」は57万4,727人(同1万7,693人(3.2%)の増加)となっています。

ちなみに、海外在留邦人数のピークは2019年141万356人、永住者のピークは2022年55万7034人でした。
このことから、海外の在留邦人数は減少傾向にあるものの、永住者は増加傾向にあることなります。


2⃣ 永住者の動向



永住者とは3カ月以上海外に在住し、生活拠点を日本から海外へ移した日本人を示しています。
在留国で永住権を認められ、生活の拠点を日本から海外に移した「永住者」は20年連続で増加し、10年前と比べて約14万人も増加しています。
地域別では北米(約27万4千人)、西欧(約9万人)、豪州・オセアニア(約7万6千人)です。
ちなみに、永住者の男女比は、女性が約62%と多くなります。
女性の方が海外移住に関心が高く、アクティブであるといえます。

ちなみに、国立社会保障・人口問題研究所情報調査分析部の元室長で、福井県立大学の佐々井司教授は「賃金や労働環境、社会の多様性などの面で、日本よりも北米や西欧諸国に相対的な魅力を感じる人が多くなっていると思われる。日本の閉塞(へいそく)感が解消されなければ、永住者の増加傾向は今後も続くだろう」と分析しています。

3⃣ 永住者ランキングベスト5



第1位:アメリカ

アメリカに永住する日本時は多数です。但し、永住ビザを発行されるハードルはとても高いですね。また、医療費、住宅費、外食費が高いことで知られていますため、移住をする前に移住後のライフ・プラン確認し、移住後のキャッシュ・フロー表を作成するとよいでしょう。

第2位:オーストラリア

近年、移住者に人気なのがオーストラリアです。
ワーキングホリデー等で移住をする人も多いようです。
オーストラリアは、賃貸マンション等の賃料が週ごとに設定されるところがあると聞きます。アメリカと比較をして賃料は高くありませんが、住居の選択時には注意をしたいですね。

第3位:カナダ

移住者の受け入れに寛容なのがカナダです。
医療費はアメリカと同様に高額ですので、民間の医療保険に加入が必須です。
住居費、食生活費はアメリカよりも低く抑えられることから、海外移住を希望する人にはおススメの国と言えるでしょう。

第4位:ブラジル

日本よりも生活費が低く抑えられることから、日本と同程度の収入があれば、一定の生活水準は保てると言えます。

第5位:イギリス

住宅の賃料等はアメリカと同等に高額です。また、外食に対して最高税率20%が掛けられるため注意が必要ですね。

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最後に私のおススメの移住地をご紹介します。
移住地選びの参考にしてくださいね。

アメリカハワイ州ハレイワ

私の一押しの町がハレイワです。
ハレイワはハワイ州オアフ島の北西部にあり、ノースショアの中心地です。
ワイキキビーチや空港から、ハイウェイ2号線を北上、世界的有名なDOLEのパイナップル畑を抜けるとハレイワの町が見えてきます。
ハレイワのブランドグッズが日本でもたくさん売られていますね。
小さな女の子が大きなマーケットのカートを押しているデザインを見たことがあるのではないでしょうか?
ちなみに、ノースショアは「サーフィン発祥の地」として有名ですね。
ワイキキの喧騒感とはかけ離れたハレイワのビーチで、サーファーを眺めながらのんびりと過ごしてみるのがおススメです。そう、ナレオの「ノースショアセレナーデ」を聞きながらですね。

最後まで読んでいただき有難うございました。
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移住専門FP「移住プランナー」として活動をしています。これまで18年間2500組以上の移住相談に対応をしてきました。ここでは、私の経験からお役に立てる情報を日常的に綴っていきます。「移住」という夢の実現にお役に立てればうれしいです。大阪出身、北海道と鹿児島の3拠点生活中。