Vol173 2024年!地方移住を希望する人の最新動向!
地方移住についての人々の意識や地方移住の実態は刻々と変化していますが、コロナ禍を経て、どのような変化があったのか?地方移住を希望する人の最新動向について書いてみました。
こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの17年間の活動、2500組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
気に入った方は、フォローをしていただけると嬉しいです。
1⃣ 現役世代の移住者が増加!
近年、定年後のセカンドキャリアの時期ではなく、今から数年のうちに地方移住したいという望みを持つ人がコロナ禍前から顕著に増えています。
自分の暮らしや生き方を見つめ直し、都会から地方への移住を希望する人が増えていることになります。
最近の若い世代にとっては、終身雇用制度を気にする人は少なくなっています。それよりも、旅をするような感覚で、自分の住処を求める人が増えています。
また、地方でさまざまな地域協力活動を行う「地域おこし協力隊」の増加や、地方就職(LO活)に関心を持ち、大学を出たばかりの新卒で地方を希望する人も増えています。
2⃣ 地方移住に関心を持つ人
① コロナ禍に関係なく、「生活の質の向上を図りたい」と、ライフスタイル移住の流れが広がっている。
② 近年、移住への関心度の向上は、コロナ禍による一時的なものではない。
③ 地方移住に関心を持つ人は、地方出身者との関係性はない。
特に、地方活性に対する興味は、地方出身者よりも都会育ちの方が高い。
④ 地方に出張が多い人、地方への観光旅行が多い人に、地方移住の関心が高い。
⑤ 女性の地方移住への関心が高まっている。
⑥ コロナ禍で仕事の影響を受けた人(例えば、製造業)は、地方移住への関心が高まった。
⑦ Uターン希望者が増えてきている。
⑧ 地方移住地の決定要素として、「就労環境に細かな情報」「テレワークなどIT環境」を注力する。
3⃣ 地方移住の今後の見通し
欧米諸国のように、日本においても「ライフスタイル移住」が拡大しています。
生活の質の向上など、若い世代の地方移住の関心が高まっています。
また、女性の地方移住の関心が高まっていることから、地方自治体では若い世代や子育て世代などをターゲットにした、移住施策に取り組んでいます。
また、Uターン希望者が増えていることから、地方自治体においては奨学金返済補助金などの取り組みも増えています。
そして、地方移住に対する人々の意識は、これからも時代とともに変化をしていくことでしょう。
とくに、これからは「南海トラフト大震災」「温暖化による局地的集中豪雨」など、自然災害による防災を意識した「防災移住」も増えていくことも予想されています。
4⃣ TOPの画像
最後に私のおススメの移住地をご紹介します。
移住地選びの参考にしてくださいね。
岩手県遠野市かっぱ淵
遠野市は柳田國男の『遠野物語』の舞台となった町で有名です。
また、河童や座敷童子などが登場する「遠野民話」が伝わることでも知られています。
遠野市の私のおススメは、「東北の駅百選」にも選ばれた遠野駅です。
ヨーロッパの建築様式を取り入れた駅の周辺にはカッパをモチーフとしたオブジェがたくさん隠されています。まずは駅に着いたら、カッパ探しで楽しんでくださいね。
遠野駅前交番は要チェックですよ。
その遠野市では、移住支援時用にも力を入れています。
特に、社会福祉法人遠野市保育協会が運営する児童館・児童クラブ「子どもの城」は市内11カ所にもあり、子育てファミリーには安心ですね。
また、遠野市には人が生活する母屋と、農耕馬が暮らす馬屋が一体となったL字型の民家「曲が家」がたくさん残っています。
空き家バンク等で「曲が家」の古民家を探してみても面白いかもしれませんね。
最後まで読んでいただき有難うございました。
気に入っていただけたら、フォローをしてもらえると嬉しいです。