Vol162 田舎に移住して、ログハウスに住みたい!そのようなあなたへ!
みんなが憧れるログハウス。とくに、田舎へ移住を希望する人に多いのが、ログハウスでの生活です。そこで、「ログハウスは一般住宅とどこが違うのか?」ログハウスの魅力について書いてみました。
こんにちは、移住専11門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの17年間の活動、2500組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
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1⃣ ログハウスとは?
ログハウスとは、ログ材と呼ばれる丸太や角材を横に積み上げた建物になります。日本の従来の建築法は、柱や梁を構造体としており、壁となるところがログ材で補われています。
ログハウスの丸太組構法では、ノッチやサネと呼ばれる加工をしたログ材を積み上げて壁となります。
以前は、自然の木を職人が手作業で加工して組み立てる丸太小屋が典型的でしたが、近年では、機械で加工するログハウスが主流となっています。
2⃣ ログハウスの魅力は?
ログハウスといえば、キャンプ場でよく見かけるアウトドア的なものが主流でした。しかし、見た目のカッコよさだけでなく、とても高機能・高性能な建物でもあります。
例えば、ログ材を横積みしたログハウスは、地震や火事に強い建物になります。地震で建物が揺れると、ログ材同士の摩擦で制震の働きをします。
また、ログ材の直角にかみ合うコーナーは、ノッチと呼ばれる加工により、地震の揺れによるログ材の揺れを防ぐ効果があります。
また、火事においても、一見、火に弱い建物に思われがちですが、一定の厚さのあるログ材は、内側まで延焼しにくいことが言えます。
昔、「北の国から」と呼ぶ有名なドラマがありました。
そこでは、ログハウスが火事で全焼する有名なシーンがありますが、ログハウスが燃え崩れるのは、よほどの火力で燃え進む必要があります。
3⃣ ログハウスの特性
ログハウスの最大の利点は、夏は涼しく、冬は暖かい点です。
木をふんだんに使ったログハウスは。高い調湿性能を備えており、湿度の高い夏でも快適に過ごせます。
一方で、ログハウスは100㎜以上の厚い木材を使用していることから、高い断熱性も備えています。
そして、ログハウスはノッチやサネと呼ばれる加工を施していることから、気密性も非常に高い建築になります。
4⃣ ログハウスはメンテナンスが大切
ログハウスはメンテナンスが大切です。
特に、塗装は定期的に行い、紫外線や風雨による傷みを抑える必要があります。
また、ログ材は重みや収縮から沈下を起こします。
そのためには、隙間を埋めるコーキングも大切になります。
メンテナンスをしっかりすることで、ログハウスを長持ちできるようにしましょう。
5⃣ ログハウスの価格
ログハウスは一般の住宅と比較して、決して割安とは言えません。
一般に、30坪前後の一般住宅としてログハウスを建てる場合、基礎工事+本体価格+施工費で1,500~2,100万円が相場と言われています。
それ以外にも、電気配線・水回り設備・給湯器やガス工事などが必要となります。
ちなみに、ログハウスの固定資産税は、高く算出される傾向がありますので注意が必要です。
ログハウスは決して安い買い物ではありません。
また、特異性の高い建物になります。
最近では。ログハウスの展示場も増えて来ておりますので、「自分の暮らしに合うのか?」と、良く確認をすることおススメします。
特に田舎に移住をして、ログハウスを建てるのであれば、その地域の風土、また近隣住宅とのバランス等も考慮した方が良いですね。
6⃣ TOPの画像
最後に私のおススメの移住地をご紹介します。
移住地選びの参考にしてくださいね。
京都府南丹市美山
美山町は2005年の合併により南丹市となりました。美山地区の特色と言えば、山合いを縫うように流れる由良川に沿って建ち並ぶ、およそ250棟は茅葺き民家がある風景ですね。
集落は、国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されており、特に紅葉のシーズンはたくさんの観光客が訪れます。
その美山地区では、都市と農村の交流によるまちづくりが進められており、積極的に移住者を受け入れています。
また、美山地区は京都の中では豪雪地帯として有名です。しかし、その分、春の訪れが待ち遠しくなりますね。
自然の厳しさがあっても、山間の静かな集落で暮らしてみるのも良いですよね。
「美山移住体感ツアー」も開催されているようですので、参加してみるといいかもしれませんね。
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