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Vol146 「移住婚」!国が女性に60万円の女性を検討?・・・そして撤回?

「おらが町に嫁さ来ねえか」昔、どこかで見たキャッチコピーです。今回、政府では、「東京から田舎に嫁に行く人」を移住支援金の対象にすることが検討されています。
但し、このニュースが飛び込んで来るや、3日後には撤回するドタバタ劇?
そこで、「移住婚」という考え方について書いてみました。

こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの17年間の活動、2500組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
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1⃣ 「移住婚」の背景


政府が、地方への移住支援金を拡充し、東京23区に在住・通勤する女性が結婚を機に移住する場合を「移住婚」として、対象に加えることを検討しています。
若い女性の田舎から東京への流出が続く中で、「移住婚」を支援することで、過度な一極集中に歯止めをかけて、東京から田舎への流れを作ることにあります。
※但し、公表の3日後には、撤回されました。

ちなみに、「移住婚」としては(一社)日本婚活支援協会と地方自治体が連携し、都市部から地方への移住を希望する独身者に結婚相手と移住先を同時にサポートする取り組みが、すでにスタートをしています。
人口減少に若者の流出、高齢化、後継者不足といった自治体が抱える課題の解決にも取り組む、新しい全国的な結婚支援のモデルとなることを目指しています。
そして、2022年京都府が全国に先駆けて、「移住婚」への取り組みを始めました。

2⃣ 移住支援金額


現在の支援金は東京23区の居住者か、東京圏(埼玉、千葉、東京、神奈川)から23区に通勤している人を対象として、男女問わず引っ越し先での就業や起業が条件で、単身者は最大60万円としています。
今回、「移住婚」の移住支援金額としては、現在の単身者最大60万円を軸に、さらなる加算金も検討しているとのことでした。
但し、今回の取り組みについては、一旦、撤回がなされています。
SNS上では「60万円で誰が結婚をするの?」と言った、声が多く見られます。
確かに、その通りではあるかと思います。
この政策で、首都圏の一極集中問題に効果あるとは思えませんよね。

但し、そもそも田舎移住に興味のある女性にとっては、感じ方も違うのではないでしょうか。こうした背中を押してもらえるような、事業はありがたいのではないでしょうか。
さらに、地方自治体としても「婚活イベント」への取り組みが活性化するのかもしれませんね。

3⃣ 「婚活イベント」が増加する?


今回の政府の施策では、「移住婚」に対する支援金を、結婚して移住する女性に限り、就業予定がなくても給付するものです。
さらに、地方移住を希望する女性が、自治体の「婚活イベント」に参加した際の交通費も支援するとしています。
そもそも、地方の婚活イベントに出席するような女性は、田舎暮らしに興味がある女性ですからね。
このことにより、「移住婚」を前面に押し出した「婚活イベント」が全国的に広まることが予想されました。
過去には、TBSテレビの「ナイナイのお見合い大作戦!」のような、人気番組もありましたね。
今後「移住婚」と言う、政府による何らかの後押しがスタートすれば、「田舎移住」×「お見合い」を掛け合わせたTV番組が製作されることもあるかもしれませんね。

4⃣ TOPの画像


最後に、私のおススメ移住地をご紹介いたします。
移住探しの参考にしてみてください。

愛媛県新居浜市
 
四国の瀬戸内海のほぼ中央に位置する新居浜市は、日本三大銅山の「別子銅山」とともに、工業として発展してきました。東洋のマチュピチュと呼ばれる「別子銅山」は、現在では人気観光地となっています。
また銅山があったことから、新居浜市は環境問題への取り組みに注力しており、2022年には「SDGs未来都市」に選定されています。
その新居浜市のおススメは、「太鼓祭り」です。全国的には知られていませんが、毎年10月に開催される祭りは、迫力満点の一見の価値ありです。
新居浜市は若者や子育て世代の移住に力を入れており、合計特殊出生率は四国で一番です。また、多目的複合施設「ワクリエ新居浜」を開設し、リモートワーカー等の若い世代の移住を促しています。
市街地から海・山への距離が近いコンパクトシティの新居浜市ならば、とても暮らしやすそうですね。

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移住プランナー| 田舎暮らし|プロ|
移住専門FP「移住プランナー」として活動をしています。これまで18年間2500組以上の移住相談に対応をしてきました。ここでは、私の経験からお役に立てる情報を日常的に綴っていきます。「移住」という夢の実現にお役に立てればうれしいです。大阪出身、北海道と鹿児島の3拠点生活中。