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Vol221 2025年【住みたい田舎ベストランキング】 「人口5,000人未満のまち」編
移住を希望する人にとって、移住地を選定することは楽しい一方で、とても大変な作業です。
全国にはおよそ1700の自治体があるのですからね。
そこで、参考とされるのが「移住地の人気ランキング」です。
その中でも、私のおススメは株式会社宝島社さんが毎年1月に発表している『住みたい田舎ベストランキング』です。
2025年版が発表されましたので、ご紹介をしたいと思います。
こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの18年間の活動、2500組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
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1⃣ 「住みたい田舎ベストランキング」とは
移住を希望する人にとって、移住地探しの最良の手引きとして人気なのが、「田舎暮らしの本」(株式会社宝島社)と呼ばれる月刊誌です。
この「田舎暮らしの本」が毎年2月号(1月発売)に掲載される人気企画が「住みたい田舎ベストランキング」の発表です。
「旬の移住適地」やあなただけの「とっておきの移住先」探しを応援する大規模アンケート企画で、なんと今年2025年度で第13回となります。
この株式会社宝島社が発表するランキングのおすすめポイントは、移住希望者がアンケート等に答えたものではなく、全国の地方自治体がアンケートに回答するものだからです。
また、産業構造も地域課題も異なる全国の自治体を出来るだけ同じ基準で比較できるように、市町村を8つの人口グループに分けて、さらに、4つの部門(総合部門、若者世代・単身者部門、子育て世代部門、シニア世代部門)でランキングを発表しています。
アンケートの内容は、株式会社宝島社の編集部が独自に作成した、合計314項目(2025年版)からになります。
特に今回は、全体的に細かく見直され、アンケートの項目数も前回278項目から314項目に増えています。
背景には、子育て世代を対象とする支援策が増加していることに対応したことがあります。
このランキングは、まさに「自治体の通信簿」とも呼べるものです。
「移住に関する事業にどれだけ取り組めているのか?」が解ります。
やはり、移住をするのならば、移住促進に力を入れている自治体が安心ですよね。
2⃣ 「人口5,000人未満のまち」編!住みたい田舎ベストランキング
2025年「人口5,000人未満のまち」の住みたい田舎ベストランキングの結果は次の通りです。(一部抜粋)
![](https://assets.st-note.com/img/1736320427-6EHm3YbSQVJRhpi5jM29cgrq.png?width=1200)
長野県と島根県の自治体が多くランキングされています。
移住地として常にTOPに位置する長野県は別として、山陰の島根県の自治体の頑張りはすごいですね。
また、総合部門1位の福島県浪江町は、あの震災により全町避難を経験した町ですね。
総合3位の山梨県丹波山村は親子山村留学制度が話題となり、約500人の村に子どもや若者が増加しています。
3⃣ アンケー項目を紹介(抜粋)
このベストランキングの元になっているアンケート項目をいくつかご紹介。
編集者により、田舎移住を考えている人に必要な項目が選定されています。
自治体はアンケート項目を実施しているかどうか(はいorいいえ)でポイントとなります。
【総合部門】
2024年度は社会増で推移している
2024年度は人口増で推移している
【若者世代・単身者部門】
「地域おこし協力隊」(総務省)を受け入れている。
「地域おこし協力隊」を募集すると、ほとんど毎回定員以上の応募がある。
【子育て世代部門】
合計特殊出生率が継続的に全国平均を上回っている。
シングルペアレントの移住支援に力を入れている。
【シニア世代部門】
シニアの移住者受け入れに非常に積極的に取り組んでいる
役場から車で30分圏内に救命救急センターがある。
4⃣ 「人気移住地ランキング」の注意点
田舎移住に注目が集まる中、SNSなどでは「移住地の人気ランキング」を良く見かけます。
但し、こうしたアンケートの結果には、必ず偏りがでてしまいます。
そのなかで、今回、取り上げました、「住みたい田舎ベストランキング」(株式会社宝島社)は、全国の自治体に向けてアンケートを実施したものであり、その結果について細かく区分し、ランキングとして発表しているものです。
自治体の自己評価にゆだねるものではありますが、根拠のある結果としてご紹介を致しました。
こうしたランキングをキッカケとし、気になった町にはぜひ一度足を運び、自分の目で確かめることが大切ですね。
このランキングに掲載されている自治体は、移住促進に注力をしていると言えるでしょう。
しかし、大切なことはその町に足を運び、その町に住みたいと思える「フィーリング」を感じることではないでしょうか。
5⃣ TOPの画像
最後に、私の好きな町をご紹介
移住地選びの参考にしてくださいね。
![](https://assets.st-note.com/img/1736295764-8nFrLJei9fpqcHM7dB1mu4Qx.jpg?width=1200)
山梨県身延町
身延町は都心から車で2時間半にあります。
本栖湖はキャンプや水上アクティビティ等は家族で賑わっています。
その身延町は「子育て支援全国No1の町」を掲げており、出産から高校生までの充実した子育て支援が有名です。
例えば、小学校の入学時に4万円、中学校入学時は7万円の支度金が支給されます。
さらに、小中学校の給食費・校外学習費、修学旅行費は全額補助が受けらえます。
ちなみに、保育園は入園児においても、支度金2万円、副食費無料等の手厚いサポートアがあります。
また、医療においても、0歳から高校生まで医療費無料、不妊治療費の助成、予防接種費助成、入院時食事療養費助成があります。
その他にも町営バス無料等があります。
子育て支援の充実した身延町ならば、安心して移住が出来そうですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1736295850-kGoC0DZQVaES9gKu1N2qpLmW.jpg?width=1200)
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