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Vol182 「寒い地域に移住」「暖かい地域に移住」のデメリットを比較してみました!

移住先を気候から考える人がいます。
例えば、「寒いのが苦手なので暖かい地域」又はその逆を理由とする人がいます。
そこで、北海道と鹿児島で二地域居住をする私から、両地域のデメリットについて書き出してみました。

こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの17年間の活動、2500組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
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1⃣ 寒い地域のデメリット 

① 除雪関連


・雪かき・雪下ろしが負担である。
・除雪機等の道具を購入しなければならない。
・除雪を業者に委託する場合は、委託費の負担が生じる。
・電気・ガス代、灯油代など、冬期間の燃料費が嵩む。

② 車関連

・雪道運転が不安である。
・冬期間は暖機運転の為に燃料費が嵩む。
・寒冷地仕様の為に、車が割高である。
・冬用ワイパーなど降雪対策用のアイテムの購入が必要。
・冬用のタイヤを準備しなければならない。
・1年に2回、タイヤ交換が必要となる。
・冬期間は洗車が出来ない。 

③ 体調

・血圧が上昇する。
・筋肉の動きが悪くなり、手作業がしにくくなる。
・排尿の回数が増えて気づかないうちに脱水が進行する。
・足の末梢部(指先)の血液循環が著しく阻害される。
・体のこわばりによる肩こり。
・乾燥による肌荒れ。
・運動不足による肥満症がおこりやすいことも。

④ 学校

・小学校等における水泳時間の減少。
・子供の夏休み期間の短縮。
・降雪により歩道が不通になる。
・冬期間の徒歩や自転車による通学の制限。
・吹雪時による子供の送迎。
  

2⃣ 暖かい地域のデメリット


 寒い地域と違って、雪の心配のない暖かい地域は、一見デメリットも少ないように思われますが、次の通り取り上げてみました。
 

① 台風

・台風の被害を受けやすい。
・瓦屋根が多く、雨漏り被害を受けやすい。
・台風により物資の輸送が滞る。
・台風により建物等の破損被害がある。 

② 気候

・梅雨時期がある。
・湿気の多い夏季は不快指数が高くなる。
・湿気により室内にカビが生えやすくなる。
・室内のダニが繁殖しやすい。
・地域によっては寒暖差が大きい場所も多い。 

③ 体調

・夏バテによる倦怠感を生みやすい。
・熱中症を引き起こしやすい。
・脱水症状を起こしやすい。
・高温多湿となる夏場は、細菌性食中毒が発生しやすい。
・ハチ、ヒル等、害虫等による受傷を受けやすい。
・紫外線よる日焼けがある。

④ その他

・夏の冷房費が嵩む。
・雑草の成長が早く、庭の草木の世話が大変である。
・板張りの住居が多く、隙間風が多い。
・ウィンタースポーツが出来ない。
・海に近い場所は塩害の被害を受けやすい。

3⃣ 移住先を気候から考える時のポイント


移住先を気候から考えると、寒い地域は冬が住みづらく、暖かい地域は夏が住みづらく感じてしまいます。
そこで、夏は避暑をかねて寒い地域で暮らし、冬は暖かい地域で暮らしてみると良いのではないかと考えがちです。
しかし、「夏は避暑をかねて北海道に暮らす」と考えても、ここ近年、北海道も軒並み30℃を超えます。逆に、北海道はクーラーの設置している住宅も少なく、「夏は過ごしにくい」と言った声もよく聞かれます。
一方で、「冬は雪の降らない鹿児島で暮らす」と考えても、鹿児島県でも朝の冷え込みはあります。特に、板張りで隙間風の入る家の多い南国では、朝の冷え込みはとても辛いです。よほど、北国の北方型住宅の方が、家の中は暖かいと言えます。

例えば、若い世代などは、冬は寒い地域でウィンタースポーツ、夏は暖かい地域でサマースポーツを満喫したいとも考えます。

移住先を気候から考える場合は、デメリットを良く把握することが大切ですね。
そして、お試し移住体験やプチ移住を通して、自分に合った気候の場所を探してみてください。

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最後に、私のおススメ移住地をご紹介いたします。
移住探しの参考にしてみてください。

愛媛県今治市 
 
宝島社「住みたい田舎ベストランキング」2024年版では、人口10万人以上20万人未満の市部門で、2年連続で全部門1位を獲得しました。
若者世代からシニア世代まで、すべての移住者にフィットした、多様性のある町として話題です。
また、今治市は移住セミナーの開催や移住フェアのへの参加が年間51回もあり、これも全国1位です。
その今治市の移住支援の特徴は2つです。1つは、農林水産業や工業など豊富な就業先による就職サポートです。そして2つ目が、空き家バンクの登録数が売買130件以上もあり、移住者の暮らしのサポートをしています。
瀬戸内の温暖な気候と、美しい風景のある今治市に移住をし、休日には「しまなみ海道」をサイクリングする、そんな暮らしが出来たら楽しいですよね。 

最後まで読んでいただき有難うございました。
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移住プランナー| 田舎暮らし|プロ|
移住専門FP「移住プランナー」として活動をしています。これまで18年間2500組以上の移住相談に対応をしてきました。ここでは、私の経験からお役に立てる情報を日常的に綴っていきます。「移住」という夢の実現にお役に立てればうれしいです。大阪出身、北海道と鹿児島の3拠点生活中。