Vol69 2024住みたい田舎ベストランキング 「3万人以上5万人未満の市」編
移住を希望する人にとって、移住地を選定することは楽しい一方で、とても大変な作業です。
そこで、良く目にするのが「移住地の人気ランキング」です。
今回は私のお勧めランキングをご紹介したいと思います
こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの17年間の活動、2500組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
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1⃣ 「住みたい田舎ベストランキング」とは
移住を希望する人にとって、移住地探しの最良の手引きとして人気なのが、「田舎暮らしの本」(株式会社宝島社)と呼ばれる月刊誌です。
この「田舎暮らしの本」が毎年2月号に掲載される人気企画が「住みたい田舎ベストランキング」の発表です。
「移住したくなるまち」「暮らしやすいまち」を調査する大規模アンケート企画で、なんと今年2024年度で第12回目となります。
この株式会社宝島社が発表するランキングのおすすめポイントは、移住希望者がアンケート等に答えたものではなく、全国の地方自治体がアンケートに回答するものだからです。
また、産業構造も地域課題も異なる全国の自治体を出来るだけ同じ基準で比較できるように、市町村を8つの人口グループに分けて、さらに、4つの部門(総合部門、若者世代・単身者部門、子育て世代部門、シニア世代部門)でランキングを発表しています。
アンケートの内容は、株式会社宝島社の編集部が独自に作成した、合計274項目(2024年版)になります。
内訳は、総合部門アンケート113項目、若者世代・単身者部門45項目、子育て世代部門79項目、シニア世代部門37項目です。
そのため、このランキングは「自治体の通信簿」とも呼ばれています。
2⃣ 「3万人以上5万人未満の市」編!住みたい田舎ベストランキング
2024年全国自治体「3万人以上5万人未満の市」の住みたい田舎ベストランキングの結果は次の通りです。
3⃣ アンケー項目を紹介(抜粋)
このベストランキングの元になっているアンケート項目をいくつかご紹介。
編集者が田舎移住を考えている人にとって必要となる項目を選定しています。
自治体にとっては、アンケート項目を実施しているかどうか(はいorいいえ)でポイントとなります。
【総合部門】
移住者向けに家に残る家財処分費用を助成している
DIY型賃貸借を積極的に推進している
【若者世代・単身者部門】
2023年度に婚活イベントを開催した。または予定している
2023年度にビジネスプランコンテストを実施した(または予定している)
【子育て世代部門】
小・中学校に英語の外国語指導助手(ALT)を配置している
未就学児の早期英語教育に力を入れている
【シニア世代部門】
一人暮らしの高齢者などに配食サービスを行っている
在宅介護を支援するしくみや講習会がある
4⃣ 「人気移住地ランキング」の注意点
田舎移住に注目が集まる中、SNSなどでは「移住地の人気ランキング」を良く見かけます。
こうしたランキングの多くは、正確なデーターと言えるものではありません。
そもそも、公平なアンケートの採取は困難だからです。
従って、ひとつの「移住地の人気ランキング」を信じるのではなく、あくまでも参考程度とすることをおススメします。
そのなかで、今回、取り上げました、「住みたい田舎ベストランキング」(株式会社宝島社)は、全国の自治体に向けてアンケートを実施したものであり、その結果について細かく区分をし、ランキングとして発表しているものです。
自治体の自己評価にゆだねるものではありますが、根拠のある結果としてご紹介を致しました。
こうしたランキングを参考にし、ぜひ一度足を運び、自分の目で確かめることが大切です。
5⃣ TOPの画像
最後に、私の好きな町をご紹介
移住地選びの参考にしてくださいね。
広島県三次市
三次市は四方を山々にかこまれ、三つの川「江の川、馬洗川、西城川」が町の中心で巴に織り成しています。
盆地にある市街地では、、秋から早春にかけて朝早くから川霧が立ちこめ、幻想的な「霧の海」が見れます。
標高が高く寒暖差が大きい三次市は、ブドウの産地としても有名で、特産のワインはおススメです。
私が三次でいつも食していたのが「ワニ料理」です。
三次市周辺ではサメのことを「ワニ」と呼んでいます。サメはアンモニアを多く含むため、半月ほどは刺身で食べられることから、山奥深い三次市の郷土料理として残っています。
厳しい気候の中だからこそ、雄大な自然が楽しめる暮らしがありますね。
最後まで読んでいただき有難うございました。
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