Qlab使ってみました。
演劇やイベント等の現場で、PA(音響)をすることがある。
小さな現場だと叩き(音出し)だけで、大きな現場になるとマイク調整などもする。
少人数の学校公演だと、音響と照明を1人で操作することも多い。
自分がこの世界に入ってすぐにオープンリールやカセットテープがメインだった音響の世界にMDが登場した。
その頃はパソコンでCDを焼くなどできなかったので、編集できるのが重宝された。
そんなMDも生産中止になった。
今はみんな音楽はデータで持ち歩く時代だ。
自分も公演用にはiPad proの「CueZy」というアプリをメインで使用している。
このアプリだと、右手一本で再生とフェーダーが扱えるので、右手で音響、左手で照明といった感じで操作できる。
Dropboxから音を取り出して設定できるのも便利だ。
しかし、最近はきっかけ台本を PDF化してiPadで見ることも増えた。
Macを購入したのでQlabという再生ソフトを使ってみようと思った。
昨年、一緒に仕事した音響さんから勧められソフトだ。
音響、照明、映像のきっかけを全て一つのソフトでまとめられるらしい。(もっとも、全ての機能を解放するには、10万近くかかるそうだが)
無料プランでも小さな公演の音出しくらいなら、対応できるそうだ。
実際、かなり便利で最初の設定をすませば、キッカケでボタンを押すだけの作業になりそうだ。
音響にしろ照明にしろ、オペレーターの作業はどんどん簡単になっている。
その代わり、最初の設定作業は複雑化している。
小さな劇団だと予算の都合で新人が音響や照明のオペをしたりする。
オペだけならいいけど、何かトラブった時に仕組みがわからないと対応もできないのが難点かな。
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