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エッセイ

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私が普段思ったこと、考えたことを綴っていきます。
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#小説

偽物に触れて、本物に恋い焦がれる。

本物でなければ駄目だと思っていませんか?『本物』は価値が高く、『偽物』は価値が低い。 当然です。 偽物より本物の方が良いのは確かにその通りです。 しかし、限られた生涯の中で『本物』を見たり所有したり体験したりできる機会は、どうしたってたかが知れています。 本物に触れることも大事ですが、偽物に触れて本物を想像することの方がもっと大事です。 音楽について言えば、生の演奏会やライブに行くのは本物に触れることで、YouTubeやCD、レコードなどで聴くことは偽物ということになり

小説が書けない!

新しい小説の執筆に挑戦しているのですが、今回は大苦戦しています。 前作『大学で1000冊の本を読む50の方法』はプロット作成から完成まで3週間くらいで書きました。 タイトルもプロットもあまり悩まずに決めました。 『大学で1000冊の本を読む50の方法』というタイトルは、まさに「降ってきた」という感じで、ポンと思い浮かびました。 初めての小説ということもあり「面白くしようと思わず、とにかく完成を目指そう」という気持ちで書いてました。 それにも関わらず、幸いにも面白いという感

濃厚な文章を書く人

濃厚な文章を書く人を知っていたら教えてください。 noteの記事に限らず、ブログでも本でも何でも構いません。 私が思う濃厚な文章ってこんな感じ読みやすい文章で、かつ読むのにエネルギーが必要な文章 まず文章が読みやすいこと。これが大前提だと思います。 読みにくい文章というのは、読み手に伝える努力をしていないという意味でただの怠慢です。 読みやすい文章であるにも関わらず、最後まで読むのがやめられない吸引力バツグンの文章が濃い文章だと思います。 言いにくいことを本音で語ってい