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元駐中国大使宮本氏の人権外交懐疑論への疑念

日経新聞が「人権外交は奏功するか」というタイトルで、複数の「有識者」に人権外交についてインタビューした記事を掲載しています。

トップに掲載されているのは、外務省中国課長、駐ミャンマー大使、駐中国大使などを歴任したという宮本雄二氏の意見です。

宮本氏は、当事国の人権問題を理由に経済制裁を課すことに対して否定的な立場を表明しています。

その理由は

①人権外交はダブルスタンダードに陥る ②制裁をしたから人権状況が改善されたという例はほとんどない ③日本はアジア諸国に「歴史の負い目」があるので、制裁を科すと欧米の10倍くらい反発される

というものです。

私にはこれは、相手国の権力者の顔色をうかがい、ご機嫌を損ねないことこそが最重要課題だ、という宥和外交の正当化のための屁理屈としか思えません。

なぜ屁理屈かと言うと、

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