イスラム国はなぜカーブル空港で自爆したか
昨夜からアフガニスタンの首都カーブルの国際空港の外側で爆発や銃撃などがあり、これまでにわかっているだけで米兵13人と、アフガン人少なくとも60人が死亡しました。
これについて、犯行声明を出したのがイスラム国です。
え?イスラム国?と思われた方もいるかもしれません。
そうなのです、アフガニスタンにはタリバンだけではなくイスラム国もいて、数年前から両者は互いに殺し合いを続けてきました。
タリバンもイスラム国も、イスラムによる世界征服という同じ目標を掲げたイスラム過激派組織です。
この目標を共有するイスラム過激派組織は世界中にたくさんあって、実際、イスラム国以外のイスラム過激派は、タリバンによるアフガン制圧、タリバンの勝利を祝福し、「オレたちもいける!」と大いに盛り上がっていました。
ところがイスラム国だけは違う反応を示した。
なぜかというと、
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