
「ひろゆき氏、言語学者に完敗」を解説する
ひろゆき氏がこのようなツイートをし、
若者言葉を知らない高齢者の方が「聞いたことが無いからフランス人は使わない」というのは勉強不足なだけだと思います。
— ひろゆき, Hiroyuki Nishimura (@hirox246) July 7, 2021
フランスの歴代観客動員数3位の映画『最強の二人』
で”putain”は18回出てきます。
セザール賞最優秀作品賞でカンヌ国際映画祭の審査員賞の『Les Misérables(2019)』では23回です。 https://t.co/31EwC13EDW
「若者言葉を知らない高齢者」と揶揄された言語学者、小島剛一先生が次のように徹底的に論破しておりました。(小島先生の本は学生の時に読んで勉強させていただいたので、敬意を持って先生と呼ばせていただきます。)
「ひろゆき」は、
# 頻繁に議題のすり替えを試み、
# 自分が無知なくせに
# 他者を「勉強不足」呼ばわりし、
# 人格攻撃を好み、
# 何が若者言葉であるかも知らず、
# 映画を観る時には悪罵の出現回数を指折り数えることに集中し、
# 高齢者差別をし、
# 何が人種差別であるかも知らず、
# 自分が差別されていることにも気が付かず、
# 44歳にもなって未だに「若者」のつもりでいます。
これこそが文字通りの論破です。
ひろゆき氏がいつもやってるつもりになっている「論破」の実像がまさにこれ、つまり「論点(議論)のすり替え」「人格攻撃」「差別」です。
なぜ私が小島先生の論破を心から称賛するかというと、私もこちらに書いたように、ひろゆき氏に同じ目にあわされたことがあるからです。
この時は私の次のようなツイートに対し、
法律上結婚して夫の姓に変わった後も、旧姓のまま活動することは可能です。現に私はそうしています。特に不都合はありません。 https://t.co/ST0oCjLIJf
— 飯山陽 Dr. Akari IIYAMA『イスラム教再考』4刷決定 (@IiyamaAkari) January 2, 2021
ひろゆき氏がいきなり、このように罵倒してきました。
海外で評価される論文を書いて、招待用のビザが届いたときにパスポートの名前と違うのでトラブルになります。
— ひろゆき, Hiroyuki Nishimura (@hirox246) January 2, 2021
あなたが海外から招待されるような実績が無いから困ってないだけではないでしょうか?
優秀な人ほど、姓が変わると困るのです。 https://t.co/F0othiwjuI
パターンは小島先生に対する罵倒の時と全く同じです。
論点をすり替えて
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