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「男は生まれながらにして罪人」なのか

望月優大氏という方が、「森喜朗氏の女性差別発言に対して男性があえて言葉にすべきこと」という興味深い文を投稿しています。

望月氏のプロフィールには、次のようにあります。

著書『ふたつの日本「移民国家」の建前と現実』講談社現代新書。ウェブマガジン「ニッポン複雑紀行」編集長。株式会社コモンセンス代表(非営利団体等へのアドバイザリーなど)。TBSグッとラック(毎週火曜)などメディア出演。

なるほどなるほど。

ところでこの望月氏の投稿文には、森氏の発言は女性を貶め、性差別をしてはならないという規範をも貶めた、森氏は必ず辞任しなければならない、彼の留任を社会は許してはならない云々に続き、次のように述べられています。

冷静に考えてみれば、私自身も男性であることによって、森氏がこっそり、あるいは開けっ広げに温存しようとしてきた社会の構図から意識せずとも利益を得てきたはずだ。子どもの頃も、若者の頃も、そして中年に差し掛かった35歳の今も、生まれたときからずっと、私は男性であり続けている。この社会の中で。

望月氏は、自分は男として生まれただけで、意識せずとも利益を得てきはずだ、と主張します。その主張はさらに繰り返されます。

医大の入試で性差別的な点数操作がされていたことを思い返す。私はそれを嘆くべきことだと考えたが、私にとっての実害はなかった。男性だからである。むしろ似たような構図の中で、自分が知らないうちに得をしてきた可能性の方が大きいのではないかとすら思う。発覚していないだけで。

彼によると、男は男として生まれただけで得をしてきただけではありません。

男はこの世に生まれた瞬間から、男ではない性、つまり女を

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