よりよい結論を導くためのSTEPとは
「〔新版〕一瞬で大切なことを伝える技術」を読んだので、記憶に残ったことを読書ログとして残しておきます。
よりよい結論を導くため
これが本書で伝えたい一番大事なことだと思います。
相手に大事なことを伝えるのも、相手が伝えたいことを理解するのもすべては効率的に「よりよい結論を導くため」なのではないでしょうか。
よりよい結論を導くための4つのSTEP
よりより結論を導くための4STEPとして以下が記載されていました。
重要思考で考える
重要思考で伝える
重要思考で聴く
重要思考で伝え合う
4STEP目に「重要思考で伝え合う」ことができていれば発展的議論になっているのだと思います。
今回は身近なことを例に取り上げてSTEPを整理していきたいと思います。
テーマは、2019年にパートナーと話し合った「引っ越しをしたい」にしようと思います。
言いたいことをはっきりさせ、伝える
言いたいことは「引っ越しをしたい」です。
その上で、私にとって一番大事なことは「快適な生活ができる」ことです。
他にも大事なことはありますが「一番…」と言われたらこれです。
ビジネスシーンでも「これも大切だけど…」という風に伝えたいことは多々出てきます。それでも大事なことを1つに絞るって大切ですし、勇気のいることだなと実感しました。
言いたいことを理解する
本書では、相手の言いたいことを重要思考を使うことで正しく「理解」することです。
私は、パートナーにとって一番大事なのは「特定のエリア」に引っ越すことだと理解しました。(結果神戸に引っ越すことになりました)
さらっと書いていますが、ビジネスシーンではこれが一番難しいと思います。
背景事情の違いや、価値観の違いなどからそもそも何を言っているのか理解できないことなんて多々あります。
加えて、相手が言ってくれない、言葉にできないなんてケースも。
会話・議論する
さて、双方の「大事なこと」がわかったので、最後に発展的議論をしていくことになります。
大事なことを意識しながら、現実的なスケジュール感や予算感を決めて「よりよい引っ越し」を模索しました。
引っ越してから2年が経とうとしていますが、概ねここで出た結論に後悔はしていません。むしろ良かったとさえ思っています。
ビジネスシーンでも、お互いの大事なことを理解し、その上で議論して結論を出すということができればどんなに良いことだろうと思います。
ビジネスシーンではそんなに簡単ではない
そもそも、ビジネスシーンではこれを実現するのがとても難しいと思っています。
そもそも「重要思考で考える」習慣がないこと
答えのない中で、「〇〇が一番大事です」と言う怖さがあること
相手にも重要思考で話してもらう必要があること
そんなことを言っても仕方ないので、まずは重要思考で考える習慣をつけること、その上で「〇〇が一番大事です」という訓練をしていくのが良いんだろうなと感じました。
また、本書にも書いてありましたが、「仲間を利用する」ことも積極的にしていきたいと思います。
習慣をつけるにも自問自答だと難しいですし、伝えるにも上司やお客様相手だと不安が大きすぎますしね。
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