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連戦をするメリット

私はたまに知り合いのランナーから「試合数多いですよね」と言われる時があります。私は故障の影響もあって練習量が多くないため、調子の波も小さく、レースとポイント練習の負荷があまり変わらないという面があります。このため試合を終えても調子があまり落ちないので連戦がしやすく、練習の一環として参加することも多々あります。

もっと走行距離を増やせればパフォーマンスの上限を上げられると思いますが、現状ではすぐに故障してしまうので、今のように試合の頻度を一時的に増やすことで身体をレースに最適化させつつ負荷をかけています。ただし、連戦すると精神的には疲れるため、ある程度時期を集中させ、オフの期間も設けています。

基本的には5000mがメインなので、連戦するのはだいたい記録が狙いやすい4~6月や10~12月になります。それ以外の期間はあまり試合には出ず、次の試合期まで心身(特にメンタル)を休めるようにしています。オフの期間でも月1くらいは1500mやロードレースを走ることはありますが、それは主にモチベーション維持が目的です。

ただ、連戦をする一番の理由は記録を狙うためのリスクヘッジです。学生と違って社会人は仕事の都合などで狙った試合にピンポイントに調子が合わせられないことがあります。そういう場合に備えてターゲットレースをスライドできるように多めにエントリーをしておき、状況によって練習の流れを調整します。

もっとも、前述の通り5000mの連戦は精神的にも厳しいので、スケジュールを組む時は5000mが続きすぎないようには気を付けています(ロードは別枠)。それと、練習の一環であっても試合は試合なりの負荷にしたい(=凡走したくない)ので、試合前は睡眠時間を多めに取ることでパフォーマンスを底上げしています。練習が長続きしないという社会人ランナーはレースの頻度を増やしてみるとモチベーションが維持しやすいかもしれません。

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