MEG ザ・モンスターズ2 こち亀の両津みたいなおっさんの無双映画
今年の仕事納めも済んで、アマプラで映画を見ました。「MEG ザ・モンスター」というやつで、これを書いてる2023年12月現在プライム特典で無料で見れました。
ちなみにこのテキストはネタバレ満載です。
ジェイソン・ステイサムという筋肉おじさんがジョーズの何倍もデカい超巨大鮫(メガロドン=MEG)と戦って勝つという話で、ものすごい痛快アクション映画です。
巨大鮫をやっつけて、それを船に吊るして持って帰るところでメデタシメデタシ感が出てるわけですが、映画の残り時間がえらい余っててどういうこと?と思いました。
そしたら、超巨大鮫よりもさらにでかい超々巨大鮫がいきなり飛び込んで来て死体を食い、ステイサムたちをも襲うけどそれを返り討ちにするというのが後半戦でした。ビックリすると同時になんて楽しい映画だろう!って思いました。
で、2も見たくなってこちらもアマプラのレンタルで見ました。
1の題名がモンスター、続編の2はモンスターズってなってるんですが、巨大鮫以外にも色んなバケモンが出てくるんです。
ステイサムたちを襲うやつらは、怪物の前にまず違法に海底のレアメタルを採掘している悪徳会社が雇った傭兵、そしてMEGが3匹、デカめのイグアナみたいな謎の生き物大量、巨大タコ、と盛りだくさんです。
1の時はほとんどステイサムがひとりで大暴れして巨大鮫をやっつけましたが、2では仲間と共闘してそれぞれに見せ場があり、色んな敵とのバトルが並行して描かれます。
後半戦はとにかくノンストップで、あっち行ったりこっち行ったり大忙しの超痛快アクションになっています。激面白いです。
やはり中心となるのはステイサムで、彼は深海7000メートルでも「短時間なら大丈夫」的なことを言って素潜りしてしまうし、鉄パイプに爆薬を巻き付けた手製のヤリを投げてMEGを爆破するし、最後は折れたヘリのプロペラを抱えて突き刺してラスボスのMEGを仕留めます。
リアリティがないとか、設定が荒唐無稽すぎるとか、そういうことを言う気にもならないです。そんなことを指摘するのは野暮です。面白すぎるんだからどうでもいいんです。
どうしてステイサムがそんな超人なのかって言うと、そういう映画なんだとしか言いようがありません。こち亀の両津勘吉みたいなもんです。
パッケージは完全にB級モンスターパニックものなんですが、映像の迫力やユニークなアングルとか、とにかく楽しくて質の高い娯楽作品だと思いました。
ちょっとコメディタッチなところも気が利いていて楽しく笑えますし、2時間以上ある映画ですがずっと、時に自然と声が出てしまうくらい楽しくテンションを保ったまま見れました。
こんな痛快なアクション映画は久々に見ました。バトルシップとか好きな人には特におすすめです。そうでない人も、楽しい時間が過ごせること請け合いです。